2016年11月22日 投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年11月22日(火)03時40分53秒 通報 創価の会合は「仏の会座」なり 創価学会名誉会長 池田 大作 今世(こんぜ)にて 人華(にんげ)の薫(かお)る 無上道(むじょうどう) 楽しく歩(あゆ)めや 幸(さち)の仲間(なかま)と 人は、人によって磨かれ、人の中で成長する。イタリアの思想家マッツィーニは、「人間の絆(きずな)を強め、幅広い人々との連帯を広げることは、私たち一人一人の力を何倍にも強める道」と語った。現代社会の重苦しい閉塞(へいそく)を突き破る希望も、人間の結合にあるといってよい。殉教(じゅんきょう)の先師・牧口常三郎先生は、民衆が心を通わせて、無限に幸福を開く宝の鍵を残してくださった。 それが「座談会」である。 座談会があればこそ、私たちは仏法に巡りあうことができた。 座談会があればこそ、皆で励まし合い、悩みを乗り越えられる。 座談会があればこそ、わが地域に歓喜と安穏のオアシスを築き、 月月・日日にたゆまぬリズムで無量の価値 を創造していけるのだ。 座談会を中心とする創価の会合は、法華経に完璧(かんぺき)に則(のっと)り、御書に寸分違(すんぶんち が)わぬ「仏(ほとけ)の会座(えざ)」である。 これほど尊極の集いはない。法華経の随喜功徳品(ずいきくどくほん)に説かれる通り、妙法の会合へ「共に行こう」と誘う功徳も、「一人の友を連れて来る」功徳も、「来た人を温かく迎えて座を分かち合う」功徳も、いずれも絶大だ。会場を提供してくださる御家庭の大福運も、厳然と経文に記されている。 日蓮大聖人は、「一生(いっしょう) 空(むな)しく過(すご)して万歳(ばんさい) 侮(く)ゆること勿(なか)れ」(御書P970) と門下の中心者に烈々たる御手紙を送られた。その末尾には、こう書き添えておられる。「志有(こころざしあ)らん諸人(しょにん)は一処(いっしょ)に聚集(じゅうしゅう)して御聴聞(ごちょうもん) 有 (あ)るべきか」(御書P970)一人で拝読するだけではない。 よし!同志と「一処(いっしょ)」に集まろうと、勇んで行動を起こせば、その潔き「志」によって、決然と魔を打ち破れる。そして師匠の指導を学び合い、共々に広宣流布の誓願へ「師子王の心」を取り出していくのだ。行く前は気が進まなくとも、会合へ参加すれば、清々しい境涯が開ける。会合には、幸福と勝利へ妙なる”磁力”が生じている。わが師・戸田城聖先生は、一回一回の会合に真剣勝負であった。「『当(まさ)に仏を敬(うやま)うが如(ごと)く』と仰せではないか。一人のために! 一人一人と共に! この原点を忘るるな。いかなる虚栄も、心の垣根(かきね)もない、この世で一番楽しい充実と和楽の会合にしていくのだ」と。 なかんずく、恩師が大事にされたのは、友の体験発表である。体験には、障魔に打ち勝った信心の勢いがある。生命力の息吹がある。ゆえに、皆の心を勇気づけてやまぬ、真実の触発力が脈打っているからだ。 「御聖訓には「現在に眼前(がんぜん)の証拠(しょうこ)あらんずる人・此(こ)の経(きょう)を説(と)かん時は信(しん)ずる人もありやせん」(御書P1045)と。私も、わが人間革命の実証を青年らしく語り抜いて、拡大の波を起こしてきた。前進前進の文京支部の座談会で、一度に五十人近い方々が入会を希望されたことも懐かしい。 アメリカを代表する仏教研究家ストランド氏は洞察しておられる。 「体験の共有は信仰を深め、信仰は人生を深める。そうして深められた人生が、やがて社会を変革していく」「創価学会が座談会を活動の基軸とする限り、信仰の息吹は新鮮さを失わないだろう」と。 アフリカのコートジボワールでも、国土の平和と繁栄を祈りつつ、各地で新来の友を迎え、毎月、約九百回の座談会が活発だ。青年の拡大が目覚ましい。 さあ、新たな人材の躍進だ! 恩師の師子吼(ししく)が蘇(よみがえ)る。「大勢の会合も、少人数の会合も、大切にしていくことだ。 この会合に集った人から、すべてが始まる。この会合から勝ち開いていくのだ」と。 晴ればれと 勝利と歓喜の 肩組みて 創価の広布は 仏勅(ぶっちょく)なるかな Tweet