投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年11月10日(木)18時12分26秒   通報
2002.2.14
歴史ドキュメンタリー「知られざる歴史:創価学会」は一年間の歳月をかけて、アメ
リカの一流の制作スタッフの手によってつくられました。創価学会のルーツ、日蓮大
聖人、三代会長の命がけの戦いの歴史を、海外の一般視聴者にわかりやすく伝えるこ
とを目的とした作品です。
海外の人たちの視点で見ると、ときに創価学会はわかりにくい存在として映ります。
そんな素晴らしいことばかりしているのだったら、なぜ日本で批判されるのか? な
ぜ政治に関わらなければいけないのか? さまざまな疑問があるようです。
アメリカの制作スタッフが一ヵ月以上日本に滞在し、学者や証言者を取材し、それ
らの疑問に答えるためにこの番組をつくりました。
今回の作品のプロデユーサーのシルビア・ヒューストン、演出家のコーリー・テー
ラー、また音楽家も含め皆、過去にエミー賞を受賞している才能のある人々です。

嬉しいことに、この作品が咋年11月にはハワイ国際映画祭で、12月にはラテンアメ
リカ最大の映画祭といわれるハバナ国際映画祭で、そして今年の2月、ヒューストン
の国際映画祭で正式公開作品に選ばれ、劇場で上映されました。
これらの国際映画祭には約1000本もの映画が世界中から出品され、審査委員会によ
ってときには50本~60本にしぼられます。ドキュメンタリー部門だけですと、競争率
はさらに厳しくなります。プロの映画関係者である審査員の目にふれ、投票で全体の
評価の高い作品だけが選ばれ、公開作品として映画祭で上映されます。まずこのハー
ドルを越えることが厳しいのと、一般的に審査員たちは特定の宗教をテーマとする作
品を選ぶのを好みません。その宗教の宣伝になってしまう可能性があるからです。

その中で日本の特定の宗教団体である創価学会の歴史ドキュメンタリーが選ばれる
こと自体、大変まれなことだと思います。なぜそれが可能だったのか。映画祭の審査
員のコメントを紹介したいと思います。

ハバナ映画祭の審査員であるヘラルド・チホナ氏はキューバ映画界の巨匠です。番
組が描いた創価学会3代会長の歴史についてこう語っていました。
「映画にとって大事なのは大衆の反応です。この作品は見たものを感動させました。
歴史をつくるのも、社会を変えるのも、「人間の力」「民衆の力」であることを教えて
くれました。」

12月12日にキューバ、ハバナ国際映画祭にてキューバで最も権威のある劇場「シ
ネ・ラ・ランパ」でスペイン語版が一般公開されました。このスペイン語版ができた
経緯は「池田会長のルーツを、民衆に勇気と力を与えた思想の歴史を、一人でも多く
のキューバの国民に見てほしい。」とのカストロ議長からの要望があったからです。こ
の作品はキューバ国営放送でも宣伝され、ハバナの町にもポスターが貼られていまし
た。キューバのメンバーも本当に誇りに思ってくれました。

キューバでも劇場での上映後、観客との質疑応答の時間がありました。そのときに
観客から、「どうすれば創価学会に入会できるのか?」「SGIについて情報がほしい
場合どこにいけばいいのか」、「入会しなくてもSGIの運動を支援したいがどうすれ
ばそれができるのか?」と質問が殺到したそうです。壇上に立っていた制作者は外部
だったため答えられなかったので、代わりにキューバの支部長に壇上にあがってもら
い、質問に答えてもらったそうです。
さらに・ハバナ映画祭で公開されたのがケネディー大統領とキューバ危機を題材と
した「サーティ一ンディズ」でした。ケビン・コスナーが主演している映画です。こ
の映画のプロデユーサーも絶賛してくれたそうです。

また、11月5日、この作品はハワイ国際映画祭、ハワイコンベンションセンターで
上映されました。日本をテーマにしていた作品が二つ上映されました。三谷幸喜の「み
んなのいえ」と「知られざる歴史:創価学会」でした。
上映後、帰り際、制作スタッフの一人が駐車場で車に乗ろうとすると、ひとりの中
年の婦人に呼び止められたそうです。その女性は「私は昔から折伏されてきました。
でも、今一歩、創価学会が信じられなくて、うさんくさく思ってしまい、疑間を抱き
ながら長い間悩んでいました。今回の映画祭のことを聞いて、今日この映画を見に来
ました。これで心が決まりました。創価学会に入ろうと思います。頑張ります。本当
にありがとう」、と感謝され、握手されたスタッフは学会員ではなかったので、とまど
いましたが「よくわからないけど、本当によかったですね!」といっしょに喜びあっ
たそうです。

また、ヒューストン映画祭でも、主催者であり審査員のモハメド・カマラ氏が上映
後、スタッフに「審査委員会は今回全員一致でこの作品は素晴らしいと評価し、選び
ました。もっとこのような映画を広く世に出して、本当の意味での文化交流に貢献し
てほしい。」、と言っていたそうです。

映画祭では内容もさることながら、映像的な技術も評価されます。国際舞台で上映
できるだけのレベルの作品にしてくれたのは最後まで苦しい中、頑張ってくれたアメ
リカのスタッフのみなさんの努力のおかげだと思います。特に演出のコーリー・テイ
ラーは本当に苦労していました。なにしろ鎌倉時代から現代の創価学会を一時間で外
人にわかりやすく描くのですから。

映画祭公開後、先生は制作スタッフにお歌を書いてくださいました。
「後世に 正しき偉大な 歴史をば 残せしあなたの 功労忘れじ 大作」
制作スタッフはこのお歌を聞いて、涙ながらに「苦労がむくわれた」と喜んでいま
した。
この映画を通じて、池田先生の偉大な歴史を、世界に残すことのできたことを本当
に感謝しております。以上ご報告申し上げます。