2016年11月2日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2016年11月 2日(水)16時52分4秒 通報 そもそも全てのものを〝AかBか〟というように単純に色分けできるものでしょうか。 たとえば、数学の〝ゼロ〟はプラスでもマイナスでもありません。 また物理学の世界も「物質のない空間にも〝性質〟は備えている」というように、 有無の概念では割り切れないものがあることが常識になっています。 中道主義はこうした一方に偏った見方を極力避けて、真実の全体を〝ありのまま〟に見るのです。 生命の実体についても、唯物か唯心かに分けること自体が 間違った考えであるとし「色心不二・依正不二」の生命論を展開しています。 このような独自の高次元な立場から、既成の一切の思想を判別していく中道主義・思想を、 相変わらず既成の概念に当てはめていこうとする態度は、 それこそ「保守」というべきです。 なぜかといえば「革新」とは、常に既成の固定化した概念を打ち破り、 新しい時代の現実をとらえていこうとする態度であるからです。 この日蓮仏法を〝源〟とした中道思想を、人間性(人格)として、生き方として、 実際の行動で振舞い示したのが、創価三代にわたる師匠なのです。 言い方を変えれば、 日蓮大聖人の御書(思想)を自身の「人間性・生き方・実践行動」を通して教え、 手本を示し、中道主義の正義を証明したのが、 牧口先生・戸田先生・池田先生です。 そして池田先生は、牧口・戸田両先生が設立した「創価学会(和合僧団)」を 〝化儀〟と位置付け、化儀の広宣流布を目指して世界百九十二か国地域に流布しました。 大事なことは、 民衆が化儀(和合僧団)に温存されている化法(中道思想)を活用し、応用しつつ、 価値創造の人生を送り、一人ひとりが〝幸福〟になることではないでしょうか。 Tweet