2016年10月25日 投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年10月25日(火)20時37分43秒 通報 挑むって言ったけどね、何だって乗り越えていけるの だから題目をあげれば。もの凄い力が出るんだから。 その話をします。 ある所で一人の中等部が死にました。もうおりません。 どういう死に方をしたか。その死に方をお話したいと 思います。創価学会の中等部は出来てから20年になります。 しかし一回だけ、20年の中で一回だけ中学生だけで お葬式をやった。創価学会中等部葬というのがありました。 中学生だけでお葬式をやった。 一体どんな死に方をその中学生がしたか? 今から6年前、雪の降るある地方です。12月の5日、その 中学生の足は既に両足を切断をされておりました。そして 芋虫のような身体で両足のない身体で寝ておりました。 骨肉腫という病気です。 両足を切り取ったのだけれども、ガン細胞は既に上半身に まわっていて医者は「12月の20日前後に死ぬだろう」と 言っておりました。その中学生は信心はしておりません。 お母さんが細々と信心をしてましたけども、おじいちゃんも おばあちゃんも念仏の強信者。 お父さんは勤行なんてお母さんがしたら、後から蹴っ飛ばす というような大反対。したがって、お母さんは座談会にも 行けない。だから、そこの子ですから当然勤行なんかを してる訳がない。 静かに死ぬのを待っていた。その時に、前にいるような横にいる ような男子部の人が先ほど卒業した方がいらっしゃったけれど、 ああいう方がね、面会謝絶の病院に、内側から鍵を開けさせて 看護婦さんに、忍び込んで、その子をおぶって夜中の一時に お寺に行ってお寺のシャッターが閉まっているのに叩いて 御住職を起こして「頼むからこの子に御授戒を受けさせて やってくれ」といって、その子に御授戒を受けさせた。 夜中の一時。 その中学生は、その男子部の人にこう聞きます。「おじさん、 題目をあげたら、僕は死なないんですか?」おじさんはこう 言います。「絶対に死なない」「題目をあげたら両足ない、 僕の足は二本生えてくるんですか?」その男子部の人は言い ました。「生えてくるに決まってるだろう!何だと思って いるんだ!題目を!生えてくるに決まってるだろう!」 言いました。あまりのその確信にうたれた中学生は、 それから、その時から病院中に聞えるような声で題目をあげ始める。 看護婦が止める。医者が止める。「止めてくれ!病院でそんな 大きい声出すのは」痛いから、死ぬのが恐いからその子は題目を 一生懸命あげる。5時間。6時間。親が止めようが関係ない。 12月の20日、その子は死にませんでした。お正月になりました。 その子は死にませんでした。1月中旬、死にません。2月死に ませんその子は。医者が驚き始めた。そして2月の3日その子は 医者に言います。「先生、痛くなくなったよ。辛くなくなったよ。 凄いね、題目っていうのは。どんな薬よりも効果があるよ!」 2月の6日、その男子部の人を枕元に呼んで、その中学生はこう 言います。「おじさんは題目をあげたら死なないって言ったね? 題目あげたら両足生えてくるって言ったね?僕は一日10時間の 題目を二ヶ月間あげ続けて、やっとその意味がわかったよ。 死なないと言う事は、死ぬのが恐くなるということなんだね。 両足が生えてくるって事は一回死んでキレイな身体に生まれ 変って来るていうことなんだね。 おじさんすごいね言った通りだったよ。」2月の6日そう言います。 2月の9日、家族を呼びます。こう言います。「僕はこれで死ん じゃうけれど、ひとつだけ、お父さんやおじいちゃんやおばあ ちゃんにしてあげられる事が出来た。それは、南無妙法蓮華経って 言うのはスゴイよ。だって僕は死ぬのが恐くなくなったもん。 いや死ぬのが恐くなくなったどころか僕は自分の事よりやおじい ちゃん、おばあちゃん、お父さんの事が心配なんだ。 どうしてこうなんだろう。すごいよ題目って。ものすごいよ。」 言います。2月の9日。「だから、やって下さい。」と。 その場でおじいちゃんと、おばあちゃんと、お父さんは入会を 決意いたします。 2月の10日、皆を集めて、死ぬ前の日こう言います。「ただ 一つだけ残念な事がある。それは一度でいいから、僕と同じように 南無妙法蓮華経と題目をあげている、中等部の会合に出たかった 一度でいいから出たかった。」 男子部の人が言います。「安心しろ。県内の中学生、全部集めて 会合をやってやる。」それがお葬式でした。2月の11日、 その子は骨肉腫とは思えない顔で安生と息を引き取って 行きました。2月の12日、集まった中学生380名、皆で 「正義の人に」を歌いました。お葬式なのに近所に聞えてくるのは 「正義の人に」だ。 霊柩車が来たのに誰も棺桶を離そうとはしなかった。ある中学生が 言いました。「今日は、喉から血が出るまで歌ってやる。」 28回歌いました「正義の人に」を。何度も何度も歌いました。 その棺桶に向かって体験発表をやりました。その棺桶に向かって 「大いなる希望」の暗誦もやりました。棺桶に向かって指揮を とりました皆で。「一度でいいから中等部の会合に出たかった。」 最後に、その男子部の人は素晴らしい男子部だね、大B長(地区 リーダー)ですよ、その人は36歳。棺桶を開けてこう言いました。 「いいかお前ら。題目をあげぬいて死んでいった人間がどんなに素晴らしい 顔で死んでいくか見ておけ」3百何十人が、皆、棺桶の中のその子の顔を 見ました。見事な死相だ。 もう生まれ変わってきてるよ。池田先生はメッセージを送りました。 弔辞ではなくてメッセージを送りました。その子に。 「21世紀の舞台で闘おう。一緒に闘おうな!」先生のメッセージです。 僕はね、題目というのは、死ぬのが恐くなくなるどころか、 自分の事より自分の周りの人の事が気になってしょうがなくなる くらい境涯がでかくなるんだよ。自分が死ぬんだよ。何で病気を 治さして下さいって祈らないんだその子は。 その子が祈ったのは「どうやって家族を幸せにするか?」だよ。 自分が死ぬのに。ものすごいぞ題目は。人間は死ぬほど恐い事は ない。しかし、題目をあげたら死ぬのが恐くなくなるんだよ。 それだけ素晴らしい御本尊様が自分の家にはあるんだよ。 勉強なんか出来るのに決まってるじゃないか。 すごいぞ。これはものすごいと思います。 挑む命なんでガンガン出てくるよ。死魔を打ち切り病魔を打ち 切って来たんだ、題目っていうのは。ホントあげてごらん。 題目をあげててもいい加減な題目をあげてる人いるけどね。 駄目です。百回あげても二百回あげても駄目です。きちっと 題目をあげなくちゃ。人を呼ぶ時にね、 (小さな声で)「中村」。(ここに)中村って人がいるか どうかわからないけど、(小さな声で)「鈴木、山田」て 言っても全然振向かない。 (大きな声で)「山田!」て言ったら振向くだろう。 「中村!」って言ったら。題目もそうあげなきゃ。 しっかりと「南無妙法蓮華経」って、あげなければ御本尊様は 振向いてくれないよ。いい加減な題目では。バーンと ぶつかっていくような題目じゃなきゃ御本尊様に。 Tweet