2016年10月16日 投稿者:無冠 投稿日:2016年10月16日(日)21時09分52秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2010.4.20 【5・3祝賀協議会①】 ○ 師弟勝利の50年 世界広布の大潮流 ○ 一人立て! 師の志を継いで ■ 一、栄光の「5月3日」、本当におめでとう! また、ありがとう!(大拍手) 日本全国、そして世界192カ国・地域の全同志と共に、最高に晴れやかな「5月3日」を迎えることができる。尊き友のご健闘に、心から感謝申し上げたい(大拍手)。 きょうは、懐かしい海外の大功労の方々も、出席してくださっている。 各国の同志の皆様に「一生涯、健康と幸福を祈ります」と、くれぐれもよろしく伝えていただきたい。 誉れの友を心から労い、讃えながら、記念のスピーチを残させていただきたい(大拍手)。 ○ 「異体同心」の同志に最敬礼! ○ 先駆の名は永遠に輝く ■ 世界広宣流布は我らが実現 一、御本仏であられる日蓮大聖人は、「末法当時・南無妙法蓮華経の七字を日本国に弘むる間恐れなし、終には一閻浮提(=全世界)に広宣流布せん事一定なるべし」(御書816㌻)と大宣言なされた。 大聖人の示された「一閻浮提広宣流布」を実現するために出現したのが、わが創価学会である。 御聖訓のままに、現実に「三類の強敵」と戦い、「三障四魔」の大難を乗り越えて、世界広宣流布を進めた教団は、ほかにどこにもない。 この一切の指揮を担い立たれたのが、初代会長・牧口常三郎先生であり、第2代会長・戸田城聖先生であられた。 牧口先生は、戦時中、弾圧の獄中で殉教なされた。 戸田先生も2年間の投獄に耐え抜かれ、「不惜身命」「死身弘法」を貫き通された。 そのあとを受け継いで、不二の弟子である私が第3代会長として立って50年。 戸田先生の遺志を継いで、どんな困難があっても、一人、厳然と戦い抜いてきた。 五〇年前、海外の同志は皆無に等しかった。大仏法の存在すら、世界はほとんど知らなかったといっても、決して過言ではない。 しかし今や、本日、代表が出席されているアメリカにも、ブラジルにも、イタリアにも、ドイツにも、コートジボワールにも、そして全世界に、澎湃と広宣流布の歓喜の金波銀波が広がった。 各大陸の教学研鑚の高まりも素晴らしい。いったい、誰が想像できたであろうか。 破和合僧の日顕宗の、卑劣な広布破壊の謀略にも、ことごとく打ち勝った。本当におめでとう!(大拍手) 〈この4月は、ブラジルの同志が、日顕宗による一乗寺 不法乗っ取りの陰謀に完全勝利してから十周年に当たる。 日顕宗が「一乗寺」の不法な乗っ取りを狙った事件に対してブラジルSGI(BSGI)側が起こした裁判で、2000年4月、BSGI側完全勝訴の連邦最高裁判決が確定。BSGI側はその後も、一乗寺をめぐる裁判にすべて勝利し、現在、同寺は「ブラジル常勝会館」として、地域友好の城と輝いている〉 私と苦楽を共にする「師弟不二」「異体同心」の同志によって、末法万年へ世界広宣流布を成し遂げゆく人類救済の和合の組織は、見事に築き上げられた。 その大功労の方々のお名前は、広宣流布の歴史、そして世界の歴史に残ることは絶対に間違いない。 将来、仏法を世界に弘めた「偉人」「先駆者」と謳われ、讃えられる時代が必ず来る。そう私は確信している。 安心して、後ろを振り向かず、前へ前へと進んでいただきたい。 創価の師弟は勝利した。完璧に勝利した。 気高き同志に、私は「五十年間、本当にありがとう!」と最敬礼して申し上げたい(大拍手)。 一、世界の多くの識者の方々が、学会創立80周年、私の3代会長就任50周年を、真心から祝福してくださっている。 仏法を基調とした平和・文化・教育の運動への期待と信頼は大きい。 御聖訓には「此の経の広宣流布することは普賢菩薩の守護なるべきなり」(同780㌻)と仰せである。 “普く賢い”──まさしく、普賢菩薩の力用にも通ずる、最高峰の知性の共感の広がりである。 ■ 「学会はこれからいよいよ成長」 一、アメリカ実践哲学協会の会長であり、世界的なベストセラー作家としても著名なルー・マリノフ博士は、「創価学会」という名称の意義について、こう語ってくださった。 「一人一人を『価値の創造者』として尊重しゆく創価の思想こそ、人類への最大の贈り物であると、私は思っております。 創価学会は、『人々が持つ最大の価値を引き出す』運動を進めておられます。 会員の一人一人が、自身の価値を開き、人々のために、価値を創造する。それによって、さらに幸福を増していく。その哲学を実践されるSGIの皆様の生命の境涯の高さを、私は深く認識しております」 鋭く温かなご理解に、心から感謝したい。 〈さらにマリノフ博士は語っている。 「一般的に、世界宗教の発展の歴史は、100年単位で計られるものです。しかし驚くことに、創価学会は、数十年で、これだけの大発展を成し遂げられました。 その偉大な発展を可能にされた池田会長に、私たちは最大の讃辞を贈るべきです」 「通常、組織が成長するための条件は、指導者が、常に人々に励ましを与え、気を配り、慈愛深く接し、人々と共に歩むことです。そしてそれを、休みなく続けることです。 池田会長は、長年にわたり、その挑戦を続けてこられたのです」〉 マリノフ博士は、こうも語ってくださった。 「世界には、未だに多くの紛争があります。そうした紛争を克服する思想として、今、仏教思想への関心が高まっています。 ゆえに創価学会は、今後、ますます忙しくなることでしょう。 すなわち、人々に奉仕し、貢献する機会が増えていくということです。 それは、よりよい世界を築く機会が増大していくということであり、学会の成長の機会が、ますます増大するということです」 これが、創価の「立正安国」の行動に寄せられる世界の良識の声である。 私たちの前進を、人類が待っている。 私たちの発展を、民衆が待っている。 私たちの勝利を、未来が待っている。 創価学会は、平和の聖業を成しているのである(大拍手)。 ? ■ 常楽我浄の道を 一、この50年の間には、広宣流布の途上で亡くなられた同志もおられる。私は妻と共に、朝な夕な、追善回向の題目を送らせていただいている。 ブラジルをはじめ各国にも、広布のために尽くしてくださった偉大な先駆者の方々がおられた。 なかんずく、広布の道なき道を切り開かれ、立派に後継者を育てられた、「広布の母」というべき尊き婦人部の皆様のことを、私は永遠に忘れない。 御聖訓には「須臾《しゅゆ》(=たちまち)の間に九界生死の夢の中に還り来って」(御書574㌻)と仰せである。 仏法の三世永遠の生死観に照らして見れば、すでに広宣流布の庭に再び生まれて、活躍されている方々も多いに違いない。 御義口伝には、「自身法性の大地を生死生死と転《めぐ》ぐり行くなり」(同724㌻)と述べられている。 妙法を信受する私たちは、「法性の大地」即ち「仏界の大地」の上を、生の時も死の時も、悠然と進んでいくことができる。 私たちの生命の軌道は、永遠に常楽我浄なのである。 ともあれ、広宣流布の万年の大道を歩みゆく地涌の菩薩のスクラムは、一日また一日、一月《ひとつき》また一月、一年また一年、その水かさを増している。 もはや、この世界広宣流布の大潮流を、誰人も止めることはできない(大拍手)。 ○ 人格光る励ましのリーダーたれ ○ 『アメリカの識者』 創価の運動は人々の勝ちを引き出す 友の心に喜びを! 万の力を! ■ 同志のために 一、今回、集われた海外のリーダーには、大きな共通点がある。それは、人柄のいい「励まし」の指導者だということである。 励ましのリーダーこそが、自分も勝ち、同志も勝ち栄えさせていくことができる。 健闘されている同志には、「いつも、ありがとうございます」とお辞儀をし、お礼を言う。心から感謝していく。笑顔で接していく。そうすれば、一心不乱に活動してくださっている婦人部の方々も、どれほど喜ぶことか。 どこまでも同志に尽くしていく。学会のため、広布のために労苦を惜しまない。これが本物の創価のリーダーである。 ■ 夫人の直言 一、現在、私は、キング博士の盟友として、アメリカの人権運動を戦い抜いた、歴史学者のビンセント・ハーディング博士と対談を進めている。 このハーディング博士が大切にされているエピソードがある。 それは、ある研究会で、博士が発表を行った時のことであった。 その会議には、夫人のローズマリーさんも一緒に参加しておられた。そして終了後、博士に、こうアドバイスしてくれたというのである。 創価の婦人部を彷彿させるローズマリー夫人は、まず、博士の発表の際のスピーチを讃えた。 「あなたが状況分析を得意としていることは、あなた自身が、よく知っているわね。それから人々に対して、今、さらに何をすべきか、何がうまくできていないかを指摘することも得意ね」と。 その上で、夫人は「だけれども」と続けられたのである。 「人々が何よりも必要としているのは“励まし”よ。 もっと状況がよくなるように、人々を激励してあげることが大切だと思うの。 そしてビンセント、あなたは、それを上手にできる人よ」 この夫人の直言に、博士は目を覚ました。 博士は「励まし」を通して、一人一人が持っている自らの偉大な力に気づかせていくことこそが、わが使命であると定めた。 そして、その言葉を胸に、夫人が亡くなられた後も、あらゆる場所で、あらゆる方法を工夫しながら、人々を励ますことに、全力を尽くしてこられたのである。 ■ 調和の世界を 一、この「励まし」について、私は、中国文化界の指導者である、中華文化促進会の高占祥《こうせんしょう》主席とも語り合った。 中国と日本に共通する「漢字文化」を巡る語らいの中で、私は、この文化の巨人に尋ねてみた。 「一番好きな漢字は何でしょうか」と。 高主席は即座に答えてくださった。 「それは『励』の一字です」と。 そして高主席は、中国でも翻訳・出版された私の著書『人生の座標』に記された、「『励』ましという文字には『万』の『力』とある。まさに、人々に『万』の『力』をおくるものこそ、心からの『励まし』である」との一文への共感を語ってくださったのである。 〈高占祥主席は、こう述べていた。 「これ(SGI会長の“励ましは万の力”との文章)を読んで、私は深い感銘を受けました。それから直ちに『万の力』はすなわち、人の心をつなぐ文化力であり、調和世界を築く親和力だと連想しました」 「私自身、数え切れない実体験を通じて、励ましは万の力ということを、“人生教室”の中で学んだ最も大切な真理と考えております」〉 日夜、多くの友と対話し、励ましを贈りゆく皆様方の信念と誠実の行動こそ、「平和の文化」を創造し、「調和の世界」を建設しゆく崇高な力なのである。 厳しい経済不況が続く時代である。 だからこそ、私たちは「励まし」という、タダであって最も価値ある「万の力」をいよいよ発揮し、明るく、朗らかに前進していきたい。 とくに、これからの青年を徹して励まし、大いに伸ばしていきたい(大拍手)。 ○ 栄光の未来へ後継の人材を育てよ ○ 青年こそ発展の原動力 ○ 人類の幸福の推進力! ■ 「世の中の空気を新しくせよ」 一、埼玉県が生んだ「日本の近代経済の父」渋沢栄一氏は、戸田先生も敬愛されていた大実業家である。 氏は語っている。 「新人が出て絶えず世の中の空気を新しくし、向上進歩を計る処に国家社会の進歩発展があり、人類の幸福増進も亦此処に育くまるるのである」(『経済と道徳』渋沢翁頌徳会、現代表記に改めた) わが学会には、新しい息吹に満ちた青年が陸続と育っている。創価の青年こそ、社会の発展の原動力であり、人類の幸福の推進力なのである。後継の人材を立派に育て上げ、未来へ永続する発展の流れを開いてこそ、真の勝利の指導者である。 このことを、決して忘れないでいただきたい(大拍手)。 ○ 『アタイデ総裁』新聞よ歴史の先頭を行け ○ 恩師の願い 「聖教を日本中、世界中に人に」 ○ 無冠の友に心から感謝 ○ 友人の声 「配達する方々が素晴らしい! 挨拶、笑顔、振る舞いが爽やか」 一、昭和二十六年(1951年)の4月20日、「広布の言論城」たる、わが聖教新聞が創刊されてから59星霜。 「日本中、世界中の人に読ませたい」との恩師・戸田先生の願いの通り、皆様方のおかげで、聖教新聞は、世界に冠たる大新聞へと発展することができた(大拍手)。 その最大の功労者は誰か? 猛暑の夏を越え、厳寒の冬を耐え抜いて、来る日も来る日も読者のもとへ“正義の声”“幸の便り”を届け続けてくださった「無冠の友」──配達員の皆様にほかならない。 また、配達員のご家族の皆様、販売店、印刷・輸送に携わってくださる方々、そして全国の新聞長、通信員、さらに聖教を守り、支え、応援してくださるすべての皆様方に、心から御礼を申し上げたい(大拍手)。 【5・3祝賀協議会②】に続く Tweet