2016年10月16日 投稿者:無冠 投稿日:2016年10月16日(日)02時17分42秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2010.4.17 【新時代第39回本部幹部会 第3代会長就任五十周年祝賀】 【創立八十周年記念第4回全国青年部幹部会】 ■ 一、皆さん、ありがとう!(大拍手) 私が、恩師・戸田先生にお会いし、入信したのは十九歳の時(昭和二十二年八月二十四日)である。 その直後に私が詠んだ詩「希望に燃えて」を、苦難に立ち向かう若き友のために、紹介させていただきたい。 希望に燃えて 怒濤に向い たとい貧しき 身なりとも 人が笑おが あざけよが じっとこらえて 今に見ろ まずは働け 若さの限り なかには 侮る者もあろ されどニッコリ 心は燃えて 強く正しく わが途進め 苦難の道を 悠々と 明るく微笑み 大空仰ぎゃ 見ゆる未来の 希望峰 ぼくは進むぞ また今日も 妙法とは、永遠の希望の大法《だいほう》である。恐れるものなど何もない。 「じっとこらえて、今に見ろ!」の心意気で、断じて勝ち進もう!(大拍手) 〈名誉会長は、昭和三十五年三月、群馬・高崎で青年に「希望に燃えて」の詩を贈り、激励している(小説『新・人間革命』第4巻「凱旋」の章)。また、この詩は、『創価学園建設の二年』『池田大作全集第39巻』等にも掲載されている〉 ■ 一、私は毎日、広宣流布を担い立つ皆さんのために、一生懸命、題目をあげている。 ほかの誰でもない、皆さんこそが、偉大なのだ。誇りも高く進んでいただきたい。 いい人を伸ばす。まじめな人を応援する。これが大事である。 反対に、ずるい人間や威張る人間とは、断固として戦う。正義の声をあげるのだ。 それでこそ、多くの友が、心晴れ晴れと前進していける。 遠慮などいらない。黙っていてはいけない。恩知らずや増上慢と戦うのが、人間の道、仏法の道である。 将来のために、申し上げておきたい。 ●師の言葉を胸に 一、本部幹部会、そして青年部の幹部会、おめでとう!(大拍手) 「青年の勝利の世紀」が来た! 青年部の集いは、いいね! なかには“おじさん”に見える人もいるけれども(笑い)。みずみずしい心で、新時代を頼むよ!〈「ハイ!」と元気な返事が〉 振り返れば、私が会長に就任したのは、32歳の時であった。 同じ信濃町に住む池田勇人首相の家にも、あいさつにうかがった。ご夫妻で迎えてくださり、私が“青年会長”であることに、夫人が驚いていたことが印象深い。 この若き力で、学会は50年、勝ち進んできた。 立場の違いや、思想信条の壁を超え、私はこれまで、数多くの指導者と対話を重ねてきた。 どんな相手であれ、誠実に、率直に語り合う。その姿勢を、青年時代から貫いてきた。 戸田先生は晩年、日本中、世界中に創価の同志がたくさん誕生する日が来ることを楽しみにされ、こう語っておられた。 「そういう時代が来たら、うれしいな。その時まで、私も頑張れたら、うれしいんだが……。大作、後を頼むよ」と。 私は師弟不二の心で戦った。今やSGIは、192カ国・地域に平和と人道の連帯を広げている。 これほど発展するとは、誰人も想像しなかったであろう。大変なことである。 これからの五十年も、わが青年部が勝ち開け!〈「ハイ!」と若き友が誓いを込めて返事を〉 ●健康と無事故を 一、きょうは、聖教新聞の配達員大会でもある。 配達員の皆さん、毎日、本当にありがとう!(大拍手) 一番、朝早く、一番、誇り高い仏道修行である。私も少年時代、新聞配達をした。皆さんのご苦労はよくわかるつもりだ。 広布のために歩く功徳は大きい。くれぐれも、お体を大切に! 無事故を祈ります。 ●庶民こそ国の宝 一、アメリカの民衆詩人ホイットマンは高らかに叫んだ。 「世の中のすべては、庶民から生まれる。平凡な庶民から生まれるのだ」 全くその通りだ。 庶民が一番、偉大である。 創価学会も、庶民の中から生まれ、庶民の中に根ざし、庶民のために行動してきた。 庶民こそ、本当の“人間”である。庶民こそ、本当の“国の宝”である。 歴史を見れば、愚かな指導者たちに率いられた庶民が、どれほど苦しみを味わわされたことか。その行き着くところが、戦争の惨禍であった。 こうした悲劇を断じて繰り返させないために、牧口先生、そして戸田先生は、日蓮大聖人の生命尊厳の大仏法を、命をかけて広められたのである。 権勢の人ではなく、庶民が一番、偉い。 平和を願う庶民の声が、一番、正しい。 我らは永遠に、この精神で進もう!〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉 口では立派なことを言っても、現実に人々の幸福のために尽くしているか。そこに指導者の真価は現れる。 一人一人が、もっと賢明になることだ。 よりよい世界を築くために、虚偽を鋭く見破っていかねばならない。 ■ 一、五十年前の昭和三十五年(1960年)5月6日。第3代会長に就任して、初めて関西へ向かう前、私は日記に書いた。 「一人ひとりに、親しく接しよう。一人ひとりと語り、論じ、そして、生涯、苦楽を共にしてもらおう。これが私の信条だ。 私は進む。私は戦う。私は苦しむ。 如来の使い、大衆の味方の誉れ高き、無冠の勇者として」 愛する同志を仏のごとく大切にし、自分が犠牲となって苦しんでいく。この一念で戦い続けたゆえに、この50年の、奇跡の大発展がある(大拍手)。 恩師は厳しく教えてくださった。 「世間でもてはやされている人間を偉いと思うのは、やめよう。これほど愚かなことはないからだ」と。 少しばかりの立場を得た。力をもった。それだけで、すぐに有頂天になって、周囲を見下す人間がいる。 反対に、「自分は平凡な人間だ」と自らを貶める人もいる。 それは、おかしい。 「心こそ大切」である。そう御書に仰せである(同1192㌻) 心がどうかだ。 外面を飾っていても心の卑しい人間もいる。そういう輩は、悠然と見おろしていけばいいのである。 学会は、庶民の王者の集まりだ。 広布へ戦う人こそが最も偉大である。 その人を「軽んじてはならない」「蔑んではならない」と、大聖人は厳命された(御書342㌻)。 誰に対しても、恐れる必要などない。皆、同じ人間である。我らは胸を張って正義を叫び、新しい時代を開きたい(大拍手)。 ■ 5月3日は「創価学会母の日」でもある。広宣流布の前進は、すべて創価の母たちの力であるといっても過言ではない。 学会は、どこまでも婦人部を大事にしていくことだ。婦人部の活躍があって、学会は発展したのである。婦人部こそ、学会の土台である。 このことを、特に男性のリーダーは決して忘れてはならない。女性を見下し、軽んじるような団体は、いずこであれ、繁栄していくことはできない。これから、ますます厳しく、ふるいにかけられるであろう。 私たちは、最も気高き勝利の大地である婦人部に、感謝と讃嘆の大拍手を捧げたい(大拍手)。 ●大勝利宣言を 一、戸田先生は語っておられた。 「何のための信心か。魔を打ち破るための信心である、宿業を打ち破るための信心である。どのような障害物も堂々と乗り越えていく。この激流のような信心で勝ち進むのだ」 私たちも、この決意で進みたい。頼むよ!(大拍手) 御書には、次のように仰せである。 「(第六天の魔王自身が邪魔をしてきても)諸天善神等は日蓮に力を合わせてくださったゆえに、竜の口の法難さえも勝つことができた。そのほかの大難をも切り抜けることができた。今は魔王も、こりていることであろう」(御書843㌻、通解) この大聖人の直系として、学会創立以来80年、そして第3代会長就任以来50年、創価の三代の師弟は、すべての大難を勝ち越えてきた。ここに晴れ晴れと大勝利宣言をしたい。 これからも断固、勝ちまくっていこう!(大拍手) 以上でスピーチを終わりたい。ありがとう!(大拍手) 〈ここで、名誉会長の導師で全員で題目を唱えた〉 きょうは本当にご苦労さま! どうか、風邪をひかれませんように。一生懸命、皆さんにお題目を送ります。 海外の皆さんも、ありがとう! 皆、素晴らしい。 皆、仏の存在です。永遠の幸福をつかみゆく方々です。お会いできて、本当にうれしい。 どうか、お元気で! サンキュー!(大拍手) Tweet