2016年8月16日 投稿者:無冠 投稿日:2016年 8月16日(火)18時27分32秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2007-8-19 【首都圏合同研修会】 ■ 一、楽しくやりましょう! きょうは、東京、東海道、関東の代表の皆様が集っておられる。 生き生きと進もう! 生き生きとしていなければ、連帯の強さは生まれない。 とくにリーダーは、草創期のような燃える息吹がなければならない。 戸田先生は言われていた。 「学会は、人材が、どんどん抜擢されるような、生き生きとした組織でなければならぬ」 そのためにも、大事なのはリーダーの成長だ。 皆と協議をする場合にも、そっけない、機械的な言い方はいけない。それでは心に入らない。 わかりやすく、ていねいに説明し、「これで、よろしいでしょうか」と声をかける。それでこそ皆が安心する。独善になってはいけない。 一、戸田先生は本当に鋭かった。急所を見逃さない。いつも「陰の人」を大切にされた。 「陰の力」がどれだけ大事か。 たとえば、会社でいえば、経理や人事。目立たなくとも、一番の要であり、死活にかかわる立場である。 先生は、陰で真剣に戦う人こそ、ほかのだれよりも大事である、大功労の人である、しっかり頼むと励まされた。 私たちも、広布を支えるすべての友に、心からの賞讃と感謝を捧げてまいりたい(大拍手)。 ●会長就任の日から死身弘法で 一、私自身、同志を護り、広布を進める陰の力になろうと決めてきた。 誠実に、急所、急所に取り組んだ。真剣に祈りに祈り抜いてきた。 昭和三十五年(1960年)5月3日。 私は、戸田先生のあとを継ぎ、第3代会長に就任した。日大講堂に2万人の同志が集っての晴れの式典であった。 その日、家に帰ると、妻は言った。 「きょうは、わが家のお葬式だと思っております。思う存分、創価学会のため、学会の皆様のために尽くしてください」 “お葬式”に、赤飯はおかしいからと用意もしていなかった。 この峻厳なる決意と死身弘法の覚悟で、私ども夫婦は、学会を護りに護ってきた。 19年後の昭和54年4月24日、私は会長を辞任した。嫉妬に狂った邪宗門と、恩を忘れた反逆者の謀略であった。 しかし、私は何も変わらない。何も恐れない。私は戸田先生の直弟子である。 その日、妻に、会長を辞めたことを伝えた。妻は何も聞かずに言った。 「ああ、そうですか……。ご苦労様でした。健康でよかったですね」 いつもと変わらない笑顔であった。 一、仏法の根幹は師弟である。 大事なことは、いかなる逆風が吹き荒れようとも、「師弟の魂」が、わが五体を貫いているかどうかである。 たとえ、最高幹部であっても、師弟という柱が腐れば、魔に食い破られる。仏罰は免れないく仏法の因果律は厳しい。 役職ではない。立場ではない。師弟の魂が燃えているかどうかだ。 初代会長の牧口先生に命をかけて尽くされたのが、第2代会長の戸田先生である。 戸田先生に命を賭して尽くしてきたのが、第3代の私である。 この三代である。厳粛にして深き、世界一の師弟のつながり──ここに学会の一切がある。 戸田先生は私を徹して鍛えてくださった。教育してくださった。その厳愛の薫陶ありて、今の学会がある。 鍛錬を避けていては、師弟不二にならない。 ■同志を護り抜く 一、大聖人は、”人の心が固ければ、諸天善神の守りは必ず強い”という法理を、繰り返し教えておられる。 大事なのは、広布に生きる「強き一念」である。その人を、諸天は断じて守るのだ。 邪悪な勢力に付け入る隙を与えない。 それには、現実の「行動」と「祈り」がなければならない。 「師弟の大城である学会を、断じて護る!」 こう深く一念を定めた真剣な婦人部の、とっさの機転と連携で、一大事を未然に防いだこともあった。 そういう方こそ大功労者であると、私は最大に讃嘆してきた。 一、私は、これまでも全職員が帰ったあと、しばしば本部内を点検に回った。真夜中に巡回したこともある。 昼夜を問わず、恩師を厳讃してきた私は、そうした行動が、わが身に染みついている。 そういう幹部がどれだけいるか。学会厳護──この精神なくして、リーダーの資格はない。 牙城会の若き青年とともに、本部周辺を見回ることもあった。 何か異常はないか。花壇に懐中電灯をあて、不審物の有無を確認しながら、パトロールに歩きもした。 無事故といっても、かけ声だけでなく、具体的に、一つ一つ、手を打つことである。 ■ 一、戸田先生は「後継の弟子」に期待された。 「若々しい生命、若々しい境涯で一生を送れる人は、もっとも偉大である」と語られていた。 青年こそ次代の宝である。青年の成長を、世界が待っている。 青年部の諸君!一切をよろしく頼む! 戸田先生も読まれた近代日本の思想家・高山樗牛(ちょぎゅう)の言葉を贈りたい。 「青年の上に築かれたる勢力は、天下の一大勢力也」(『樗牛全集第2巻』博文館) 青年の手で、新たな創価学会の時代を築き上げるのだ。「慈悲」と「勇気」の宝剣を掲げて!(大拍手) Tweet