投稿者:無冠 投稿日:2016年 8月16日(火)03時36分57秒   通報
全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2007-8-5 【新時代第9回本部幹部会 新時代第3回青年部幹部会】

■ 一、勝負は、「油断大敵」である。絶対に油断してはいけない。
 また、「負けるが勝ち」の場合もある。負けて悔しい経験をした人が、常勝の力を持つようになるのだ。
 負けを知らない人が、いったん負けると、必要以上に落ち込んで、元気が出ないことがある。
 負けたことのある人間が、強くなる。人生は、いろいろな体験をしたほうがいい。
 全力で戦った一切の経験が、不敗の「常勝将軍」となる”因”となっていくのだ。

●平和の土台を盤石に築け!
 一、民主主義の世界では、民衆が主人である。権力者は、民衆に徹して奉仕すべき公僕である。勘偉いをしてはいけない。
 世俗の権力者や立場のある人間が偉いと錯覚している社会は、繁栄しない。
 我々は、傲慢な権力を笑い飛ばすくらいの気迫で、「王者の風格」をもって、平和を築く創価学会の土台を、立派に、盤石にしていこう。 全世界の同志とともに、人間主義の潮流を、一段と世界に広げてまいりたい(大拍手)。

●恩知らずの者に威張られるな!
 一、仏法上、一番偉い人は、庶民のために法華経を弘めていく人である。その人の存在が、国の宝である。日蓮大聖人も、伝教大師も、釈尊の心も、そうであられた。
 最も大事なのは「広宣流布」であり、「信心」だ。ゆえに、広布のために戦う学会員を守る人は、諸仏・菩薩の働きとなるのである。
 将来、この方程式をわきまえない、恩知らずの人間に、学会を利用されたり、威張られたりしては、絶対にならない。

●「民衆は永遠」
 一、韓国の忘れ得ぬ友人に、済州(チェジュ)大学の元総長、趙文富(チョームンブ)博士がおられる。
 博士とは、対談集を発刊させていただいた。〈『希望の世紀へ 宝の架け橋』『人間と文化の虹の架け橘』の2冊。ともに徳間書店刊〉
 趙博士は語っておられる。
 「たとえば大統領といっても、せいぜい4,5年の影響力しかありません。しかし、『民衆は永遠』です」
 社会的な地位がある人が偉大なのではない。民衆の指導者、民衆とともに生き抜き、歩み抜いた人が、一番偉大なのである(大拍手)。
 そもそも、為政者は、民衆に奉仕すべき存在である。
 そのことを忘れ、傲慢になり、威張り散らすようでは、あまりにも愚かだ。
 そうした人間に対し、厳しく指摘せず、増上慢を許してしまえば、その人間はさらに悪事を働いていくようになる。
 だからこそ、国民が正しい声を上げていくことである。
 約200年前の韓国の大恩想家・丁若鏞(チョンヤギョン)は述べている。
 「人間が物事を思う通りに動かし、天地を治めることは皆、勇気の力によるのである」
 すべて、勇気である。自分が心に描く、さまざまなことを実現するのも、勇気である。「勇気」でいこう!〈「ハイ!」と力強い返事が〉
 勇気。これを、戸田先生は最晩年に訴えておられた。「勇気しかない」と言われていた。
 慈悲といっても、それを湧き出すのは勇気である。
 仏といっても、その本質は勇気である。
 勇気を出して進もう!(大拍手)

■ ともあれ、皆さん、お元気で! 海外の同志の方々も、本当にご苦労さま!
 ありがとう!(大拍手)