投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月26日(火)02時39分57秒
うえのどの、ごへんじ
ほけきょう、なんしんのこと、
しっぴつ、 こうあん、よねん、60さい、p1577。

いも、いっぴょう、たびおわんぬ。
また、かうぬしのもとに、そうろう、おんちしお、いっぴき、ならびにくふ、ひとりそうろう。
さては、こ、ごろうどののことは、そのなげき、ふりずと、おもへども、おんけさんは、はるかなるやうにこそ、おぼえそうらへ、なをも、なをも、ほけきょうを、あだむことは、たえつとも、みそうらはねば、これよりのちも、いかなることか、そうらはんずらめども、いままでこらへさせ、たまへること、まことしからずそうろう。
ほとけのといて、のたまはく、ひにはいりて、やけぬものはありとも、たいすいにはいりて、ぬれぬものは、ありとも、たいざんは、そらへ、とぶとも、たいかいは、てんへあがるとも、まつだい、あくせに、はいればしゅゆのあいだも、ほけきょうは、しんじがたきことにて、そうろうぞ。
きそうこうていは、かんどのあるじ、もうここくに、からめとられさせたまいぬ、おきのほうおうは、にほんこくのあるじ、うきょうのごんのたゆうどのに、せめられさせたまいて、しまにて、はてさせたまいぬ。
ほけきょうのゆへにてだにも、あるならば、そくしんに、ほとけにも、、ならせたまいなん、わづかのことには、みをやぶり、いのちをすつれども、ほけきょうのおんゆへに、あやしの、とがに、あたらんとおもふひとは、そうらはぬぞ、みにて、こころみ、させたまいそうらいぬらん、たうとし、たうとし、きょうきょうきんげん。
やよい18にち            にちれん、 かおう、
うえのどの、ごへんじ、たいごう なんじょう、ときみつ――。