2016年7月27日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2016年 7月27日(水)12時42分29秒 通報 話をもどします。 このように御書を通して〝病〟を見ていくと、病の根本原因を突き止めるのは 大変難しく、非常に複雑な条件が絡み合って病気が発症していることが分かります。 そういう意味においては 「一、四大順ならざるゆえに病む」 「二、飲食節ならざるゆえに病む」 「三、座禅調わざるゆえに病む」 の三つは、病院へ行って治療すればまだ治る病気だと思います。 「四、鬼便りを得る」 「五、魔の所為」 にしても、近年の医学は目覚ましい進歩を遂げていますから 幾分の治療効果は得られていますが、まだ完全完治とはいえない状態です。 しかし 「六、業の起こるゆえに病む」 というのは医師ではどうすることもできません。 涅槃経には 「世の中に最も治しにくい病人が三人いる。 第一は大乗教を誹謗する人 第二は五逆罪を犯す人 第三は一闡提(いっせんだい)の人 このような三種の病人は病のうちで極めて重い(通解)」(御書一〇〇九頁)とあります。 一闡提の人とは正法を信ぜず、悟りを求める心がなく、成仏する機縁を持たない衆生のことです。 つまり、この三種が原因となって起こる病は極重病であると説かれているのです。 一般の人や、たとえ学会二世、三世、四世の人であっても、 それを知ろうと知るまいとに関わらず、 純粋に信心に励む人をバカにしたり迫害したりすれば、 その罪業は極めて深く重いために滅することは難しいのです。 だからこそ、その悪業を原因として起こる業病は治し難く極重病になるのです。 Tweet