2016年7月26日 投稿者:JACK 投稿日:2016年 7月26日(火)22時55分10秒 通報 ――いま教育ということが出ましたので、うかがいますが、生活に困ったとか、病気だとかということがきっかけで学会に入信する人が多かった。 これは記録を見てもそう出ているが、いまはどうでしょう。 親と子どもの問題で――最近の事件としては金属バットで父親を殺すとかいうこともあったが――そういうことで入信する人はいますか、最近の傾向としては。 池田 多いです。 子どもに対する悩み、それは考えられないほど深くひどい悩みの状況と判断します。 だいたいいま、子どもを持つ人の悩みが多いですね。 そういう悩みで入信なさる方が少なくないですね。 ――それに対して、たとえば子どものことで悩んでいる、という相談を受けたときは、どう答えられますか。 池田 ケース・バイ・ケースですけど、根本的には、やっぱり信心をしっかりやり通してください、と。 これがまあ根本になりますね。 具体的には一つは、お子さんを自分の子どもという概念だけできめつけてはいけない。 ということは、親子といっても、子供は立派な人格をもっている。 だから、有事であるとか、尊敬するとか、または子どもの意思がどういう意思なのか、なぜ暴走族に走らなければならないかという病根、そこを祈りながら、その病根をどうするかということに注意しなくちゃいけない。 ただガミガミ、いけない、いけないという。 これでは駄目。 たとえば、原則としては、私は父親があんなに怒ったらいけない、とこういいます。 母親が起こるのは、むしろこれは愛情ですから、子どもというのは逃げないわけです。 だから母親が怒って、今度は父親が同じように責めるというのはいけない。 ごくありふれた考え方ですけど。 私は、相談にくる親たちにこう話してあげるんです。 子どもの人格を認めることが第一です。 私の家のことで恐縮なんですが、うちには三人の子どもがおりますけどね、長男坊は高校の先生をやっています。 次男坊は大学の職員、三男坊も大学生で、小学校の教諭になりたいといって教育の勉強をしています。 全部自分の意思に任せました。 長男坊の場合には、小学校から非常に堅くてまじめで、勉強はできるほうだったと思う。 早起きして勉強してました。 夜は勝手なことをしておったでしょうけどね。 うちは私も妻も家をあけることが多く、子どもばかりおいていましたから。 わりあい体が弱かったので、勉強なんかそんなにしなくてもいいよ、体を達者にしろ、運動をしと、といってたんです。 それで短距離なんか相当速い選手だったようですね、高校時代は。 これは成功しました。 次男坊の場合は、デブチンで、デブオ、デブオと呼ぶんですけどね、これはどっちかというと学究肌じゃないわけです。 マラソンなんかも高校で一番ビリだったですね。 これには反対に中学の二、三年から、勉強しなきゃだめだぞっていったんです。 少しずつ上がって、大学院に行ったときは相当成績もよかったようです。 Tweet