投稿者:JACK 投稿日:2016年 7月25日(月)23時22分46秒   通報 編集済
――昨年の秋以来、名誉会長はひんぱんに海外を訪問している。
まあ、そのたびに週刊誌などには「海外逃亡だ」とか書かれるわけですが、なぜ、これほど海外訪問に熱心なのですか。

池田名誉会長 日本にいれば復権といわれ、海外にいけば逃亡といわれ、面白いですねえ。
海外での模様は「聖教新聞」と見ていただければ、わかると思いますけど……。
海外に行くのは、いまにはじまったことではありません。
昭和三十五年に会長になって以来、二十年間で三十回、三十五カ国ぐらい回っています。
この数年、自由世界の国々には、ほとんど行かなかったもので、強い要請があるものですから、これからはできるだけ応えたいと思っています。
SGI(創価学会インタナショナル)の会長でもあるものですから、その立場上も応えないと。
いまや、うちの海外メンバーは八十カ国以上にいるんですよ。
私は、結局、学会と運命と共にするといのうが宿命でしょうし、この世も日暮れのごとく早いものですから、できる限り、一人でも多くのメンバーに喜んでいただきたいと思ってるんです。
もはや日本は北條会長中心にやっていけると思いますし、これから毎年、仏教を基調とした平和、文化、教育の交流と会員の激励に回るつもりです。

――そうすると、世界中に日蓮正宗を布教しようとの野望を……。

池田 いや、野望というのはどうも。
これは自然の宿命です。
かつてキリスト教が世界中に広まり、イスラム教も広まった。
マルキシズムも世界中で読まれ、実践されました。
同じように、私は日蓮大聖人の仏法、つまり高等宗教の種をこの地球の各地にまいて回りたい。
日本は一億、世界は四十億おりますからね。
ガンジスの流れも一滴からであり、信仰者はその法のために殉ずるのは当たり前です、
しかし、仏法を昇華した場合には、あくまでも平和、文化、教育ということになるのです。
いまは微々たる力ですけど、この仏法を基調としながら、一人の人間として民間レベルでの国際交流をはかりたいと思っています。
わずかでも貢献できれば、この命は惜しくありません。