投稿者:カンピース 投稿日:2016年 3月25日(金)08時54分52秒   通報
(前略)
「権力は、本来、魔の住居ともいえましょう。日蓮大聖人は『悪鬼入其身』と断じております。悪鬼・悪神が最もその身に入りやすいのが、権力の座であります。魔の働きです。人が権力の座に住するならば、なんでも命令ができ、意のままに指示ができ、金もうけができ、これ以上いい立場はありません。

あらゆる手段を講じて人が権力の座を守るのに躍起となるゆえんがここにあるのです。そこに魔がくい入るのです。魔の『結晶』が権力の『宝石』になるのです。それに目がくらんではいけない。その権力との挑戦が王仏冥合の戦いなのです。なにをもって、その権力の魔を打ち破るのか。

ご存知のように、それは仏の力以外にないのです。

権力という魔を打ち破るためにも、それを本当の慈悲の権力に返るためにも、それに挑戦する根本は仏法しかない。仏の力以外ありません。ということは、具体的実践でいうならば、私どもの信心の実践に帰着するわけであります。
(後略)

                         昭和44年12月9日 東京第4総合本部幹部会にて