異体同心と破和合僧について 1/5 投稿者:陽光 投稿日:2016年 6月 3日(金)21時31分33秒

南無妙法蓮華経(仏法)は宇宙の法則であり、自然の法則であり、生命の法則です。私達は「妙法」の前には誰人も平等であり、その上で中心者を囲む「同心円」と言えます。宇宙もまた、中心を巡る無限の回転です。衛星は惑星の周りを、惑星は恒星の周りを回る。そして、多くの太陽系が集まり、回転して銀河をつくり、銀河は更に多くの銀河団をつくっていくのです。「宇宙の法」にのっとりつつ、それぞれが、桜梅桃李の原理をもってそれぞれの立場と使命をもって、着実な運動を続けています。

いわば仏意仏勅の団体である創価学会は、大宇宙と同形の組織なのです。「創価三代の会長は永遠の指導者」と創価学会会則に定めらています。その意味は、学会は創価三代の会長(就中、池田先生)を中心とした広宣流布の組織であり、日蓮大聖人の御書を根本とし、池田先生の指導を未来永劫まで続けるという事です。中途の論師・人師は含まれません。学会組織は三代会長を中心に同心円の異体同心です。例えていえば、先生が太陽とするなら、私達会員はその周りを回っている惑星のような存在です。それが異体同心の本当の意味であり、姿なのです。本来の学会組織は、官僚主義・権威主義・組織主義の、いわゆる上意下達のピラミッド型では断じてありません。

創価学会はすべて池田先生の指導が根本です。従って、組織依存型信仰・幹部崇拝型信仰・義務感的信仰等は先生の指導原理ではありません。先生の指導はあくまでも「一人の人を大切にする人間主義」が根本です。組織においては幹部になればなるほど、人一倍の自己研鑚と行動が不可欠となります。幹部の役職は会員に奉仕するためにあります。一般会員の質問等にも誠意と道理を尽くして説明する義務があるとも思います。幹部は皆を幸福に導く責任があるとも言える、と先生はおっしゃっています。その義務と責任を忘れた時に信心を失い、退転への道が始まる可能性がでてくるのです。

学会の組織は「上下」の関係ではなく、本来は会長も一般会員もすべて平等なのです。リーダーは、その組織の同心円の「中心者」であり、「責任者」です。幹部といっても、人間が作った役職にすぎない。大事なのは、その人の「信心」であり「一念」です。信心の微妙な一念の狂いが生じた時に、どんな役職についていても功徳はなくなり、退転状態と同じになる、と先生は指導されています。たんに学会利用・組織利用・信心利用の人にすぎなくなれば、最終的には大聖人から断罪されることとなるのではないでしょうか。