投稿者:河内平野 投稿日:2015年 9月28日(月)16時48分49秒   通報

そもそも創価学会員の中には、いろんな社会的立場の方がいます。

一般の庶民もいれば、高級官僚や政治家、また役所に勤めている人や
教育者、経済人、芸能人やスポーツ選手にいたるまで実に多彩です。

このように多くの学会員は、それぞれ生きている環境もちがえば、社会的役割もちがう。

これらのことから、いち政治的次元の話で、学会員が統一した見解に立つのは不可能だし、そもそも無理があります。

今回の安保法案も、学会の中で、賛成・反対さまざまな意見がありますが、
いろいろあっていいのではないでしょうか。

安保法案を賛成している人も、反対している人も、共に池田先生の弟子だとの自覚もあるし正義だと思っているはずです。

双方ともに、そろそろ冷静になって「なぜ、こうなったのか」「今後、どうしていくべきなのか」
をテーマに話し合っていっても良いのではないでしょうか。

池田先生も、米国・同時多発テロ事件が起きた2001年ごろから、学会機関紙だけではなく、
社会に開かれた多くの新聞社にインタビューや寄稿文を発表するようになりました。

たとえば、毎日新聞(2001年9月25日記事)のインタビューで池田先生は、

「首相公選制の導入は容認しましたが、憲法改正議論で9条改正には反対の姿勢を明確にしました。
また、創価学会が指示する公明党が与党の一角を占める小泉内閣の高い支持率ついて
『90%の支持率は異常。人気があるとは言っても、まだ仕事はしていない』と指摘し、
小泉首相の靖国神社参拝に対しても『憲法違反の疑いが強い』と批判した」(1面掲載)

と表明しています。

さらに池田先生は、インタビューのなかで

「創価学会というと、すぐに公明党と見られがちです。その公明は自民と一緒になっています。
一般の方々は学会も同じように、つながってしまっていると思われかねません。
そのように思われることは学会にとっては非常に迷惑なことです。心ある学会員に
しかられます。また離れていきます。そこで、創価学会の主体性を明確にしておかないと、
内部的にも納得を得られないと思って発言を多くするようにしました」(21面掲載)

と、朝日新聞の寄稿から始まるマスコミ関係社に登場する主旨を述べています。

そして、

「私たちは、公明党を支援するために信仰しているのではない。
宗教は人間と人間との心の連帯です。もはや党派性の時代ではない。
それでは必ず行き詰る」(同面掲載)

と、創価学会と公明党の関係と立場を示唆しました。

このインタビューの最後に

「あくまでも人間です。人間のための、人間による宗教活動を、私たちは進めていきます」(同面掲載)

と、学会活動の意義を毎日新聞のインタビューを通して、内外に訴えました。

この事実から、私たちが今何を議論(原因結果)し、考え、何を作り変えていかなければならないのかを

賛成の方も反対の方も、一緒になって考えていかなければ、いけないと思います。

そして、政治的考えは異なれども、双方が共に手を組み、どうすれば池田先生の平和理念を実現できる

公明党になっていくのか、組織で共に仲良く「人間による宗教活動」を実現できるのかを

議論していく必要があるのではないでしょうか。

それが池田先生を中心とした弟子の「異体を同心とする団結」だと思います。