投稿者:虹と創価家族   投稿日:2015年 8月 9日(日)11時09分42秒     通報
池田大作全集3巻【対談】二十一世紀への対話 P.361

代理戦争とアジア

名誉会長:
相互防衛、集団安全保障という考え方は、侵略主義の脅威に対して、防衛的な価値をもつものとして生まれたものでした。しかし、現実には何らの効果も発揮できなかったばかりか、むしろ二度にわたる世界大戦を生んだのも、じつはほかならぬ、この相互防衛ないし集団安全保障という原理であったということが、結果的にいえるわけです。まして当時に比べ、現在は核兵器の登場によって、戦争そのものの質が変わってしまっております。極端にいえば、現在では正義を守る戦争さえありえない、つまり、戦争そのものによって正義も滅び去ってしまうと思います。

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また、先生はベトナム戦争の内容を論議された上で、「相互防衛あるいは集団安全保障という、現代世界における武力を中心とした国家間の提携、協力関係のあり方そのものまでが問い直されることも、考えられるわけです。」と言われています。

長文で全文を掲載しませんが、心ある方は是非ご思索下さい。