投稿者:虹と創価家族   投稿日:2015年 8月 1日(土)00時47分36秒     通報 編集済
関西広布史[二]第一黄金期が手に入り、7・17について更に深く知る事が出来ました。
当時の関西の会員の心が詳しく書かれており、涙なしでは読めない書籍です。

先生が「この度は、大変長い間ご心配をおかけしました」と言われた言葉。
この言葉を聞いた当時の会員が「戦いは絶対に負けたらあかん」と決意を述べる。
まさに関西の原点と言える歴史。

しかし、池田大作全集149巻の人間革命では、「大御本尊」の「大」だけでなく、その言葉(下線部分)までが削除されています。
http://6027.teacup.com/situation/bbs/28200

大阪大会の言葉で、削除していい言葉など一つもない!
全ての言葉が、勇気と確信の源だからだ!
全ての言葉に、今も先生と関西の同志の血が流れているからだ!
四人組は絶対に許さない!!
■関西広布史[二]第一黄金期

大会が始まって間もなく、空模様が急変した。・・・
場外の同志は達は、予想外の豪雨のため、大半がカサを持たなかったが、まんじりとせず一歩も退こうとしなかった。・・・
前庭で、川べりで、婦人もいる、子供もいる。高齢者もいる。大半が新入会者である。
濡れネズミになりながら、全身を耳にしていた。カサを用意していた人もいた。が、カサから跳ね返る水しぶきはそのまま周囲の人にかかって迷惑をかける。
カサを閉じて真剣に聞き入る人もいた。横暴な権力と戦うために潔く濡れるその姿に、悲壮感は微塵もない。むしろ崇高でさえあった。
いかなる難にもびくともしない不動の精神力、困難ななかでこそ燃え上がる関西魂は、この一瞬に培われたといえる。・・・

大拍手のなか室長が登壇

「皆様、大変しばらくでございました。また場外にもたくさんの同志がいらっしゃるそうでございますが、場外の皆様、場外の同志の皆様、しばらくでございました。」
――凛と張りのある声の響きに、場外の同志の上半身が一斉にスピーカーの方に傾く。一人一人、雨中、力の限りの拍手を送った。
「お水を一杯ごちそうになります」とここで室長が戸田会長から注がれたコップの水に手を延ばして飲むと、その麗しい光景にしばし拍手が鳴りやまない。
「この度は、大変長い間ご心配をおかけしましたが、本日正午に大御本尊様の加護をうけながら、元気一杯でこのように出所して参りました。ありがとうございました(大拍手)。
すべてのことは、全部大御本尊様が見通しであると私は信ずるものであります(大拍手)。戸田先生は、三類の強敵のなかにも、僣聖増上慢が現れてきた、とこのように申されておりますが
『大悪をこれば大善きたる」(御書1300ページ)との大聖人様の御金言を確信し、私も更に、強情な信心を奮い起こし、皆様とともに、広宣流布に邁進する決心であります」
場内は、ピーンと張りつめ、室長の一言一言を吸い取るように聞き入っていた。場内と場外、聴く場は違っても、心は一つ。雨のことなど念頭にないかのようであった。気迫隆々たる室長の話は、いよいよ覇気に満ちて各人の胸に染み透った。
「最後は、信心しきったものが、また、正しい仏法が必ず勝つという信念でやろうではありませんか(大拍手)。どうか戸田先生のまことの弟子として、お互いにより以上の信心を磨いて、絶対的幸福をつかむためにも、大聖人様の御言葉であり、御予言である広宣流布成就のためにも、一生懸命に闘い抜いていくことを誓い合い、挨拶にかえます(大拍手)」・・・

(池田室長の)姿は見えない。わずか数分間の話しである。が、真剣な命は、空気に伝わる音量の全てを吸収した。
室長の生命の叫びである一言一句は、怒り、いらだつ同志を安心させ、奮起させ、そして限りない勇気と確信を与えた。
雨にまみれ、同志は泣いた。糸をひくような嗚咽も聞こえてきた。悲しくて泣いたのではない。
確信に満ち満ちた室長の力強い信心の波長に同化して打ち震え、権力者の胸中に巣食った第六天の魔王との徹底対決、徹底挑戦を無言のうちに誓い合っていたといえる。
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