投稿者:ジョーカー   投稿日:2015年 5月19日(火)11時10分12秒     通報

ジュリア様より、「何か行動を起こされているのか?」との問題提起がありましたので、これを掘り下げていきたいと思います。およそ掲示板というのは、いろいろな人の考え方や主張を学ぶ場であり、それを元に思索し、そして現実の行動となって帰結します。議論→思索→行動の3つのステップにより、現実は変革されていきます。

それでは一体何をするのか。池田先生は「人間 池田大作」の中で、「人間復権―人間が人間らしく生きていく社会、その追求の時代に入りましたね。力の論理や利害の論理、いがみあい、紛争にはもう飽き飽きしました。人類がもっと賢明になって、もっと安心して、もっと平和に、楽しみながら進んでいこうじゃないですか。そのためには、一人ひとりに、平和の種、幸福の種、信頼の種、人間らしい人間の種を植えていくことです。それが、二一世紀の運動だと思うんです。もう、道遠くてもそれしかない」と。

現実の行動は、一人また、一人へと対話を重ねていくことが肝要であり、それがすべてと言えます。大それた何かをすることではなく、地道な対話が焦点であり、これなくして策や方法に走っても何にもなりません。そして慌てる必要など一切なく、自分にできることを考え、行動していく一歩こそが重要なのです。

私に関しては、先日、仲の良い活動家の仲間に、教義が改正された話をしました。面白いことに、御本尊の教義が変わった事に驚き、「知らなかった」と。そもそも論として大半の学会員は、教義が変更されたことすら「知らない」もしくは「そういえばそんなことがあったかも」レベル。「大御本尊」とはどの御本尊のことを指すのかも知りませんでした。一からすべて説明し、教学部レポートと遠藤文書も読み合わせをしました。そこでの話し合いの概略を箇条書きにします。

・現実に師敵対の最高幹部が出現したらどうするのか
・法主が狂うという前例があるなか、最高幹部が狂うことは今後も容易に想定できる
・無知ほど恐ろしいものはなく、一人ひとりが賢くならなければならない
・現場は活動でいっぱいいっぱいで余裕がなく、吟味することがない
・御本尊という最重要問題に関して、対応が雑すぎる
・任用試験の最中に、出世の本懐の概念変更とか、おかしい

無知であることを、大変恥じていました。何も知らなければ、何が問題なのかもわからない。果たしてそれでいいのか否か。「いいわけがない」というのが結論でした。今回はここまでの対話でしたが、次は「師弟不二の覚醒」について話をしようと思っています。いわば、師弟不二の覚醒の前段階として、一連の教義変更の問題を利用しています。心あるメンバーとの地道で誠実な対話を基本に、「師弟不二覚醒運動」を展開していきます。大事なのは目の前の一人であり、「一人を大切に」が学会精神であります。

行動が足りないのではないかと思うのであれば、まずは自分自身の行動内容を投稿すればいいわけであり、それが気づきとなり、触発となります。掲示板では上下関係などなく、誰もが平等です。行動するかどうかの決断は本人にしか出来えず、それに関与することは出来ない。どこまでいっても人を変えるのではなく、自分を変えていく。結局は、自覚した人間だけが現実を変革することが出来、「誰かがやるだろう」は、誰もやらないということなのです。「自分が行動する」、すべてはそれからなのです。