投稿者:河内平野   投稿日:2015年 3月 4日(水)15時04分17秒     通報
「3・16」の儀式が終わった翌日の一般紙で、急に首相が帰京した真相が暴露されていた。
それは、偏見や嫉妬に凝り固まった政治家たちの”横槍”によるものであったのだ。
私たち青年は、権力の魔性がうごめく政治の世界の狡さ、汚さ、陰険さに激怒し、改めて、恩師の万鈞(ばんきん)の警鐘を噛みしめたのである。

「青年よ、心して政治を監視せよ!」と。

この傲慢な政治家たちは、汚職事件等の問題に絡んで、最後はわびしく政界から消えていった。
権力には魔力がある。その魔酒に酔わされては絶対にならない。

ともあれ、今年、生誕四百年を迎えるイギリスの大詩人ミルトンは喝破している。

「悪人の道は必ずや、破滅へ到達する」  因果律の裁きは、まことに峻厳である。

卑劣なる

狂気の輩の

陰謀を

鋭く見破れ

仏眼厳しく

十七世紀フランスの文人ラ・ロシュフーコーは言った。

「ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいな恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人ははとんど一人もいない」

大変に厳しい言葉である。
いわんや「知恩」「報恩」を根幹とする仏法の世界にあって、最も深き師匠の大恩を仇で返すことは、最も罪の重い悪行である。

「佐渡御書」には──「外道・悪人は如来の正法を破りがたし仏弟子等・必ず仏法を破るべし師子身中の虫の師子を食」
(御書九五七頁)と仰せである。

忘恩の輩を放置し、増長させてしまえば、仏法の世界は破壊される。
ゆえに、厳正に誡(いまし)め正し、悪逆な恩知らずは叩き出していくことだ。

それが、正義の熱き血潮に燃えた青年の特権であり、責務でもある。

古代ギリシャの大詩人へシオドスは喝破した。

「悪しきたくらみは、たくらんだ者にもっとも悪しきことになる」

仏法の「還著於本人(還って本人に著きなん)」の原理にも通ずる。
大恩を踏みにじった畜生道の人生の末路ほど、無惨なものはない。皆様方がご存じの通りである。

広大無辺な「師恩」に、真摯に誠実に応え抜こうとする時、広大無辺の「仏の力」が湧き起こってくる。
広大無辺の「仏天の加護」が厳然と現れるのだ。

この半世紀にわたって証明された「創価の師弟」の勝利の方程式を、今、わが青年部は確固として受け継いでもらいたい。

三類の

強敵 破らむ

我らのみ

広宣流布の

仏勅 誇りと

「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(同一五六一頁)
大聖人は、若き南条時光にあてた御手紙で、門下一同の心を揺さぶるように訴えられた。あの熱原法難の渦中のことである。

弟子が自分中心の「小願」にとどまっている限り、師匠と不二にはならない。
小さく、狭い自分で終わってしまう。

「大願」とは、師匠と同じ誓願に立つことだ。
法華経の行者である師匠と、心を合わせて行動することだ。

その時、露を大海に注ぎ、塵を大地に埋めるように、計り知れない雄大な境涯が開かれていくのだ。

私は戸田先生と同じ心で、「一閻浮提広宣流布の大願」に立った! そして、勝って勝って、勝ちまくってきた!
一年また一年、「3・16」に、新たな勝利と出発の節を刻み、ここに五十星霜の大絵巻がつづられたのだ。
「3・16」──この日が来ると、私の胸は炎の如く燃え上がる。
いな、私にとって、毎日が「3・16」であった。
毎日が、恩師との対話であり、恩師への誓いであり、恩師との共戦であった。

瞬時も生命を離れぬ師への報恩の旅路であった。
永遠の

都に生きなむ

わが弟子よ

師弟不二なる

喜び光りて
名作『赤毛のアン』で有名なカナダの女性作家モンゴメリーは語った。

「とちゅうにどんな障害があろうと、手を貸してくれるものが、あろうとなかろうと、わたしはのぽっていくつもりだ」

「とにかく、進むんだ。進むんだ。選んだ道を歩いていくのだ」

三月十六日には、ヨーロッパの青年五千人がルネサンスの天地イタリアに集い合う。
文化大恩の韓国でも、六千人の青年が広布後継の記念の集いを行うと伺っている。

今、日本中、世界中の青年たちが、炎の如き創価の魂のバトンを受け継ぎ、敢然と立ち上がった。

「創価学会は、宗教界の王者である!」との恩師の師子吼は、
世界の創価の青年たちの胸中に、誇りと確信となって響きわたっている。
御聖訓には仰せである。

「師とは師匠授くる所の妙法 子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」(同七四八頁)

わが門下の青年の時代だ。
師子王の子である、君たちの師子吼が、邪悪を破り、幸福の楽土を築くのだ。

文豪ゲーテは、若き友シラーに呼びかけた。
「私たちは、つねに堅実に、そして速度を加えて進むことにしましょう」「今こそ私たちは、大きく進歩しなくてはならないのです」

新たな五十年の師弟の勝利は、今日から始まる!

君よ!創価三代の人生の大道に続きゆく君たちよ!

今この時、今いる場所で断固として勝ち進め!

その執念の勝利また勝利に、忍耐強き一歩また一歩の前進に、「3・16」の師弟の宝冠は、いよいよ輝くことを忘れまい。
師弟不二

次は君達

勝つ世紀
【随筆 人間世紀の光り 永遠の師弟の原点「3・16」抜粋】