2014年12月7日 投稿者:河内平野 投稿日:2014年12月 7日(日)08時50分26秒 通報 私どもSGIには、御本仏の仰せのままに「世界広宣流布」へ進みゆく、 燃え上がる信仰の「心」がある。 不動の信心の「一念」がある。 その心で開いた歴史がある。未来がある。 「世界広宣流布」は御本仏の仏意仏勅である。 大聖人はその壮大な使命を、後に続く門下に託された。 「種種御振舞御書」には次のように述べられている。 「わたうども二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし」(御書九一一頁) ――わが門下よ、二陣三陣と私に続き、インドの迦葉・阿難にもすぐれ、中国の天台、日本の伝教をも超えなさい――。 これは竜の口の法難を前に、緊迫した状況のなか、門下を激励されたお言葉である。 《後継の人々》に対する大聖人の御期待は、初めから世界的スケールで語られていた。 仏教史に、また人類史に燦然と光を放つインドの釈尊の十大弟子たち、 中国の南岳・天台、日本の伝教、それらを超える存在たれ、と。 なお、ここではインド、中国の正師たちの名が出ているが、 《なぜ、御書ではヨーロッパやアメリカのことにふれられていないのか》との質問があるかもしれない。 いうまでもなく、当時は、ヨーロッパやアメリカの地域の存在が日本では認識されていなかった。 ゆえに、ここではあげられていないが、大聖人がつねに全世界を志向されていたことは間違いない。 「一閻浮提」(全世界)の語は、古代インドではインドを中心とする世界観を示していたが、 やがて人間の住むすべての世界を意味するようになった。 大聖人は、もちろんこの意味で使っておられる。 また、「日蓮大聖人」の「日」は漢字で太陽の意であり、 太陽の光が地球上のすべての国々を照らすように、大聖人の仏法の慈光は、一切の衆生に平等に降りそそぐのである。 なおここでは申し上げないが、大聖人の「日」の文字には重々の意義があると拝される。 この御文の前には、妙法蓮華経の五字を、釈尊滅後、だれ人も弘めなかったとされ、 「末法の始に一閻浮提にひろませ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり」(御書九一〇頁) ――末法のはじめに全世界に必ず弘まっていく瑞相として、日蓮は先駆を切った――と、堂々と述べておられる。 全世界への妙法流布――その先陣に続け!と大聖は叫ばれた。 そして世界に不朽の功績を残せ!と。 そのとおり実践したのは、ただ創価学会である。 私を中心とした諸君の先輩である。 この誉れは無上である。 世界の青年は、断じてこの道を二陣、三陣、四陣と続かねばならない。 【第一回SGI世界青年部幹部会 平成三年七月十日(全集七十七巻)】 Tweet