【賢者とは誰か】池田先生指導①
投稿者:河内平野 投稿日:2014年11月13日(木)09時15分46秒

「人間」として、だれが尊貴なのか。
偉いのか、富んでいるのか。

仏法上、だれが、位が高く、尊敬されるべきなのか。
それは、何があろうとも、
「ただ御本仏の仰せのままに」と、「正法広宣流布」に進む人である。

あらゆる難を一身に受けながら、「御本仏の使い」としての使命に生きる人である。
私ども学会員の「最尊」「最高」の誉れを確信していただきたい。

尊き「如来の使い」を見くだし、迫害する人は、だれであろうと、御本仏に弓を引く人であることは、御書に照ら
して間違いない。

いかなる権力にも屈せず、御書どおりの信念を貫く――これこそ、牧口先生、戸田先生が開かれた《創価桜の道》で
ある。

さて中国古代の悪王、殷の紂王については、御書にも触れられており、皆さまもよくご存じと思う。
・・・どうも、ご存じじゃない方もいらっしゃるようだが。

勉強してください。
悪逆の王・紂王を倒し、民衆を安らかに治めたのは周の文王・武王の父子である。

殷と周との戦いの様子は、いくつかの御抄で述べられており、その一つのなかで大聖人は、こう仰せである。
「周の文王は老たる者をやしなひていくさに勝ち、其の末・三十七代・八百年の間すゑずゑは・
ひが事ありしかども根本の功によりてさかへさせ給ふ」(御書一二五〇頁)

――周の文王は、老いた者を大切に養って戦いに勝ち、その子孫は三十七代・八百年の間、
末裔には悪政の時代もあったが、根本である文王の功によって長く栄えることができた――と。

【第四十回本部幹部会・第十七回全国婦人部幹部会 平成三年四月十日(全集七十六巻)】