投稿者:@佐武 誠  投稿日:2014年 9月30日(火)13時23分59秒    通報 編集済
この弁護団談話を読めば、「客観的証拠である音声データの信用性を否定するという驚くべき判断」が下ったことの衝撃がいかに大きかったかが分かる。弁護士たちの尻に火がついたことは言うまでもない。
そこで弁護団は、ICレコーダーの製造元であるソニーにデータ解析を依頼したというのだ。その結果、「編集が行われた形跡を確認することはできませんでした」との報告があったといい、「改ざんがなかったことは科学的に
証明されている」と主張して、矢野に対する新たな二つの提訴に及ぶのである。
柳原滋雄のブログに当時の記事が残っている。
………………………………………………………………………………………
2009/06/28(Sun)
次は「矢野絢也」が真実性の立証へ  公明OB3氏が新たに提訴
昨日付の公明新聞によると、元公明党国会議員の大川清幸、伏木和雄、黒柳明の3氏は26日、矢野絢也が講談社から発行した著作『闇の流れ矢野絢也メモ』『黒い手帖』について、虚偽事実を記載したことによる名誉棄損で提訴した。さらに『新潮45』(6月号)に掲載された同様
の記事についても、矢野を提訴した。
いずれもOB3氏が矢野と自宅で懇談した際に録音したICレコーダについて、矢野が自著のなかで「音声データは改ざんされたもの」と書き、OBらは「虚偽であることは明白」と争っているもの。
すでに先行してきたOB3氏提訴の民事裁判では、1審判決では「本件音声データには編集改ざんがあるとは認められない」と証拠価値を認めたものの、2審では確たる科学的な裏づけもなく、「本件音声データについて録音後に編集改ざんが行われなかったと断定することはできない」「その後に削除等の加工を施されたものと認められる」などと認定していた。
OB3氏はICレコーダーの製造元であるソニーにデータ解析を依頼したところ、「編集が行われた形跡を確認することはできませんでした」との報告を受けており、改ざんがなかったことは科学的に証明されていると主張している。
日本の名誉棄損裁判では被告側が立証義務を負うため、OB3氏がこのほど矢野書籍の該当箇所を提訴したことで、今度は矢野本人がその真
実性を立証する義務を負うことになる。つまり、「音声データは改ざんされた」という従来の矢野側の主張について、今度は自ら具体的に立証する「責任」が生まれたことになる。

http://www.komei.or.jp/news/2009/0627/14929.html