投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2014年12月 5日(金)15時01分29秒  

創価学会の平和運動の基盤は、日蓮大聖人の立正安国論の精神にあり、
正法を根底において、世界の平和の繁栄を確立しようとするものです。

大聖人は、法体の広宣流布を確立されるとともに、未来における
化儀の広宣流布の時代のために、あらゆる指導原理を残されました。

日蓮仏法は、一宗一派の独占物ではなく人類の至宝ともいうべき共有財産です。
なかでも立正安国論は、日蓮仏法の最高峰にそびえ立つ「平和の思想書」とも言えるでしょう。

そこには、戦争回避・災害防止・恒久平和などの原理が、
仏典を文証として、縦横無尽に描かれています。

近年の世界各地で多発している自然災害や経済危機、そこからくる民衆の苦悩、
また、テロの脅威という現実を前にした今こそ、指導的立場の人々が、
その解決策を立正安国論に求め、真摯に学んでいくべきではないでしょうか。

過去には日蓮系の弟子たちが、その生きた時代に合わせて、
大聖人の思想を整理し論釈してきました。

そして、その人師たちの論釈を最大限に活かし、
その法理を世界の人びとに理解させるため、人間主義の思想として論じ、
社会に展開し、具現化してきたのが創価三代の師匠です。

池田先生は『小説 新人間革命(広宣譜)』の中で
「仏法の法理を、『生命論』や『生命哲学』として論じていくことで、
広く人びとが仏法を理解する素地をつくることができる。

仏法の展開のためには、時代に対応しながら、さまざまな現代の哲学、科学の成果を踏まえ、
わかりやすく論じていくことが不可欠だ。

仏法を、いかに時代に即して展開していくか――それは、広宣流布を推進するうえで、最重要のテーマといえよう。
その責任を放棄し、努力を怠れば、広宣流布の道は閉ざされてしまうことになる。

だからこそ、学会では、そこに最大の力を注いできたのだ。
その着実な努力があったからこそ、世界の指導者、識者も、日蓮仏法に刮目し、
共感を寄せ、世界宗教へと発展してきたのである」(聖教新聞 平成二十六年十一月二十七日付)と述べられています。