投稿者:ジョーカー 投稿日:2019年 1月14日(月)20時53分10秒   通報
池田大作全集73巻 P173より

「軽度の『心の病』の人は、いよいよ増加している。そういう人には強烈な激励は逆効果になる場合が多い。むしろ粘り強く、静かに話をよく聞いてあげ、同苦してあげる包容力がポイントとなる。
一般的に言っても、何か相談すると、話も聞かないうちに、いつも『とにかく題目をあげればいいんだ!』(爆笑)では、やりきれない。たとえ真実ではあっても、相手が納得できなければしかたがない。
“真理である”ことと“説得力がある”ことは違う。どう、その人に『信心の力』『唱題の力』を確信させ、発心させていくか。そこまでにいたらせる力が指導力なのである。」

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何事にも原則と例外がある。従来型の所謂、学会指導であっても、心の病に関しては的外れとなり、適さないことも出てくる。多様な現代においては、正しいだけでは通用せず、かえって反価値となることもあろう。真理と説得力なくして納得は生じず、ここに仏道修行の面白さもある。真理と説得力を備えた、本物の指導力なくして、これからの時代をリードすることはできない。