投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2015年 2月 4日(水)09時45分11秒  

創価思想の原点は「妙法蓮華経はわれわれの生命自体である」と教えています。

そうであるならば、池田先生の活動の多面性は「生命の法=妙法」に生き抜いた結果であると言えるのではないでしょうか。池田先生は、創価三代の「使命と責務」についてこう語っています。

「牧口先生は、本当に偉大な方である。たとえて言うならば、牧口先生は『
無限の水脈』に通ずる『井戸』である。
そして、弟子の戸田先生は、その『井戸』から水を汲み出していく『ポンプ』といってよい。
ゆえに第三代の私は、その水を活かして、大地を潤し、花を咲かせていくのが使命であり、責務であると思ってきた」
(「SGI最高協議会」一九九七年四月十七日)――と。

そして
「戸田先生は、こう話された。
『(三国志時代の呉)孫権は三代でありながら、二代のもつ良き補佐を備え、しかも三代の福運をもっていた』、

さらに
『大事業は、初代と三代が大事である。初代の時、そのもとに英才がいると、その人たちが二代を守る。
しかし、三代になるとその英才も老いて、硬く、保守的になる。
この人たちには、もはや「若さ」を指導しうる力がない。
したがって三代の場合、その「若さ」を補給し、指導できる力のある人物でなければならない』と。
また、先生は、徳川三百年の存続も、三代家光によるところが大きかったとされつつ、次のように言われた。

『私は二代だから硬くなってもよい。三代が大切である。三代で、社会へ、文化へ、大きな布陣をしくのだ』。
私の入信は十九歳。そのとき戸田先生にお会いして以来、
先生の後を継ぎ、第三代として立つことが宿命づけられていたのかもしれない」
(「第十九回全国青年部幹部会」一九九〇年一月八日)と、「三代の役割」について語りました。

戸田先生の不二の弟子である池田先生は「創価思想そのもの」とも言うべき、
戸田先生の思想を「小説」という手法を用いて「『人間革命』全十二巻」に収め、
後世の弟子のために残しました。

民衆救済と世界平和の創出を誓った牧口・戸田両先生の志は、
三代会長・池田先生に厳然と受け継がれ、夜空を飾る無数の星辰のように、
不滅の輝きを放つ時代を世界に築き上げたのです。

あとは、私たち弟子がその創価三代会長の思想を厳守できるかどうかに、
未来のすべてがかかっていると思います。

そしてそれは、立場や役職ではなく、創価三代会長が身命を捨てて築き上げた「創価学思想」を護り、
継承していくのは、いつの時代も、偉大なる「無名の庶民」群像だと確信します。

最後に、小説「新・人間革命 (広宣譜)」の一節を記して終ります。

私は、諸君が、その誓いを本当に果たし、決意を実践していくのか、じっと見ています。
口先では、なんとでも言えます。大切なのは、行動です。結果です。
君たちが見事な実証を自ら示すまで、私は励ますことも、讃えることも、褒めることもしません。
厳しく見ています。

                    (二〇一五<平成二十七>年一月三十一日付 聖教新聞)

                                        ― 完 ―