投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2015年 2月 1日(日)23時35分23秒  

一九六〇(昭和三十五)年の五月三日、三十二歳という若さで
第三代会長に就任(在職期間十九年間)した池田先生の指揮のもとに、
創価学会は発展に発展を重ね、今では海外一九二カ国・地域に会員が誕生しました。

さらに池田先生の手腕は、単なる会員の拡大だけではなく、急激な組織拡大と共に、
創価学会の運動に「政治的・社会的・文化的」な広がりを持たせ、

一九六二年に「東洋学術研究所(現・東洋哲学研究所)」、
一九六三年に「民主音楽協会」を創立し、
一九六四年に「公明党」を結成しています。

それに加えて
一九六八年に「創価中学・高校」、
一九七一年「創価大学」、
一九八五年に「創価女子短期大学」、
二〇〇一年にはアメリカに「アメリカ創価大学」と、教育機関を次々と創立しました。

この他にも、札幌、シンガポール、香港、マレーシア、ブラジル、
韓国の地に「創価幼稚園」を開設しています。

また社会的活動も活発で、
一九七〇年に「欧州経済共同体(EEC)」の創始者であるクーデンホーフ・カレルギー、
一九七二年には歴史家アーノルド・トインビーとの本格的な対談を行うなど、
幅広く国内外の知識人や政治的要人と対話を重ねてきました。

現在までに、世界各国の大学や学術機関から池田先生に対し、
三五五(二〇一四年十一月現在)もの名誉学術称号が授与されています。

これは池田先生の対話運動が、いかに世界中から注目を集めているかを物語っていると言えます。

池田先生が世界中から注目を集めるに至った原因は、池田先生の類まれな人間的な力にあったと共に、
池田先生の「思想」を抜きにして創価学会の思想を語ることはできないと思います。

創価思想の基盤を端的に言うと、日蓮大聖人の仏法(教義)を

「牧口先生の価値論」
「戸田先生の生命論」
「池田先生の人間論」

という三つの視点から社会に展開したものだと見ることができます。

価値創造の実践力を問うた牧口先生の「価値論」は、仏法の「智慧」を志向したものと言えます。
価値の創造とは、対象をより良く生かすことに重点が置かれ、
煩悩を断破(煩悩即菩提)した仏の智慧は、
外に向かってはすべてを生かしていこうとする力になっていきます。

だからこそ牧口先生の価値論は、仏法の「智慧の力」を追求したものであり、
人間の実践を主題とした創価思想の「倫理哲学(あらゆる方面の道徳や正邪の基準を考える哲学)」
ともいえます。

また「ある」「ない」の二分法では捉え切れない「生命」こそが「仏の正体」であると獄中で悟達した
戸田先生の生命論は、釈尊の説いた「中道」「縁起」、また龍樹の説いた「空観」等と表現される
大乗仏教の真理の現代的表現であると言えます。

つまり、戸田先生の生命論は、創価思想の「哲学それ自体」であると思います。

そして、主体的な人間と人間とが調和的に結びあう世界を展望する池田先生の人間論は、
仏法の「慈悲」を社会理念として定着させるものと捉えることができ、
人間の社会的意義を規定する創価思想の「社会哲学(社会のあり方について考える哲学)」を鮮明にしていきます。

整理すると、仏法の実践論を構成する「智慧」「真理」「慈悲」の三つの側面を創価思想は

「価値論は智慧」
「生命論は真理」
「人間論は慈悲」

として現代に展開し、大乗仏教哲学をそれぞれ違った角度から光を当てたもので、
いずれも独自の思想的価値のあるものです。