投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2015年 2月11日(水)09時29分12秒  

いずれにしても、この《師弟の絆》の出来事から五十年の歳月が流れ、
この鳳雛たちは現在の六十代の壮年・婦人になりました。

現在、小説「新・人間革命(広宣譜)」に描かれている
《師弟の絆》の物語は、一九七八(昭和五十三)年に、舞台は移りました。

そして、今再び、この時代の高等部員に対して、
先生は万感の思いで「高等部歌」の作詞に着手する場面が綴られています。

そして先生は訴えました。

「高等部員は、全員が創価の大切な後継者である!
私の最高の宝ともいうべき愛弟子である!
二十一世紀の広宣流布のバトンを託す正義の走者である!」

(二〇一五年二月四日付「広宣譜六十三」)――と。

この時の高等部・中等部のメンバーが、現在のヤング壮年婦人世代(五十代・四十代)です。

池田先生は、この未来会のメンバーに、厳しく指導するとともに未来の学会を託しました。

これを最後に記して終ります。

彼は、一人ひとりを見すえながら語り始めた。厳しい口調であった。
「皆さんは、未来会として広布後継の誓いを固めて集われた。学会の未来は、皆さんの双肩にかかっています。
だから、あえて厳しく言っておきます。生涯、誓いを破ってはいけない。甘えてはいけない。
艱難を自ら求め、乗り越えていく『正義の人』になれ――これを守れる人は?」

皆が手を挙げた。
「ありがとう。私は、君たちを信じます。
そして、これから、どのように成長していくのか、見続けます。
次の学会を頼むよ! 君たちは私の宝だ」――。

(二〇一五年二月七日付「広宣譜六十六」)

「諸君の躍り出る本舞台は二十一世紀です。
その来るべき新世紀を、断固として凱歌の世紀にしてほしいんです。
《妙法のメロス》たる王子・王女の皆さんに、私は未来を確かに託しました!」

「我れ今あとを 継がんとて・・・・」

彼は、微笑みを浮かべ、大きく頷いた。
《頼むよ! 頼むよ! 私は嬉しい。君たちのために全力で道を開くよ。戦い抜くよ》

立派な後継者を育てた人が勝利者である。後継の人こそが、いかなる財宝にも勝る創価の至宝である。

(二〇一五年二月十日付「広宣譜六十七」)
                                      ― 完 ―