投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2015年 2月11日(水)09時28分23秒  

池田先生は、この講義を青春時代の思い出に終らせるのではなく、広宣流布のために、
生涯にわたる永続的な軌道をつくっておきたかった、と述べています。

さらに先生は、鳳雛たちに指導します。

「私は、今日集まった諸君を、頼りにしてまいります。
諸君が成長してくれれば、私も、年ごとに安心することができる。

しかし、私がこれほどまでに期待しているのに、
もし、諸君に広宣流布の総仕上げをしていこうという心がなく、
団結もできないようならば、それは、もはや諸君が悪いのではなく、私の方に福運がないんだ。

私は、これからも、諸君のことを、十年、二十年、三十年と、見続けていきます。

何人が落ち、何人が残るか、どのように変化していくか――
その結果を見たうえで、広布の総仕上げの、バトンタッチの方法を考えていきたい。

したがって、どんなことがあっても、御本尊を一生涯抱き締めていきなさい。
学会を守り、築いていきなさい――この二つが鳳雛会の根本の精神です。

諸君は、私と師弟の絆で結ばれた人であると思っているが、そう信じていいですね」――と。

そして
「私は今日、諸君に薫発の因を与えた。しかし、自ら大使命に生き抜いていこうという一念、
努力がなければ、結果として、使命の芽は、出てこない。

自分の立身出世や名聞名利ではなく、広宣流布のために何をするかです。
どうか、歯を食いしばり、努力を重ねて、使命を果たしていただきたい。いいですね」と訴えました。

そして鳳雛会の代表二人に七月三日に発刊された「立正安国論講義」に名前を認めて贈りました。

これが小説「新・人間革命」第九巻に描かれた、二十一世紀の檜舞台に躍り出る「師・弟子」の《師弟の絆》の物語です。

貴方はこれを単なる小説と読みますか。
それとも、創価学会の永遠の指導原理と読みますか――。