投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年11月18日(金)10時10分13秒   通報
池田大作全集83巻
第十七回SGI総会 (1993年10月22日)⑤(完)

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『人生地理学』の中で牧口先生は、人類の発展の段階を四つに分けて論じておられる。

すなわち、まず

(1)「軍事」の競争の時代から
(2)「政治」の競争の時代へ、そして
(3)「経済」の競争の時代へと移っていく、

と。たしかにその通りである。

牧口先生は、当時の世界を、この「経済」中心の時代であるとし、″物事がすべて利害関係によって決まっている″とみられた。

しかし先生は、「経済」が人類の最終段階であるはずがない、と考えておられた。
それでは「経済」の次にくる四番目は何か──。

先生は、きっぱりと宣言されている。
″それは「人道」の時代である″と。

(「経済的争闘〈そうとう〉時代に代わって、次に来たるべきものは、人道的競争形式ならんとは、吾人〈ごじん〉の想像に難〈かた〉からざるところなり」とある)

「軍事」や「政治」「経済」の競争ではなく、「人道」の力こそが世界をリードする時代が必ず来ることを、牧口先生は展望されていたのである。本当に偉大な先生であられた。

″武力″(軍事)や″権力″(政治)や″財力″(経済)ではなく、人間としての″人格″の力、″人間″の力をいかに強め、増していくか

──ここに人類の希望の道がある。また仏法の大道がある。

牧口先生の卓見の通り、今や「人間主義」の光が、全世界を照らし始めている。人類が進むべき道は「人間主義」以外にない。

私たちは、仏法を基調とした「平和」「文化」「教育」の力で、「人道の世紀」を晴れ晴れと開いてまいりたい。

以上で記念のスピーチを結びたい。この会合のあとは、ゆっくり、聞いたことを全部忘れてもよいから、楽しく過ごしていただきたい。

仏法は自由闊達なものである。決して窮屈な形式ではない。ゆえに仏法のリーダーは、形式にとらわれず、皆が楽になり、皆が喜び、皆が「きょうはうれしいな」と思えるよう、臨機応変に知恵を出し、細やかに配慮していくべきである。
反対に日顕は、仏子を抑え付け、苦しめ、いやな思いをさせ続けた。最大に守り、たたえるべき学会員を見くだし、いじめ、だましてきた。最低最悪の反仏法の人間である。

ゆえに責めねばならない。戦わねばならない。
最後に、大切な、尊き皆さま方が、いつまでも健康で、ご長寿で、ご多幸であられることを祈りつつ

壮大な
理想に生きゆく
わが友の
幸を祈らむ
三世のはてまで

──と詠よんで、本日の総会を終わります。サンキュー! ありがとう!

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池田大作全集83巻
第十七回SGI総会 (1993年10月22日)

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