2016年10月2日 投稿者:無冠 投稿日:2016年10月 2日(日)18時47分4秒 通報 集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2009-7-16 【新時代第31回本部幹部会 ホンドニア連邦大学名誉博士号授与式】 【青年幹部会、白蓮グループ大会】 ■一、きょうは遠くブラジルの天地から、最高の賓客をお迎えしました(大拍手)。 知性の先生方の真心に、深く深く、感謝申し上げたい。 また全員で、盛大に歓迎申し上げたい(大拍手)。 〈席上、ブラジルの名門・ホンドニア連邦大学から、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉博士号」が授与された〉 ●我らは断じて屈服しない! 一、ブラジルの大文豪アマード先生は、こう叫んだ。 「この世において永遠なものは民衆」である、と(神代修訳『希望の騎士 革命児プレステス』弘文堂新社)。 この確信の一言は、私の心の奥底に深く入り、離れることはない。 どんな権力者も、どんな大富豪も、どんな有名人も、時の流れとともに、消え去ってしまうものだ。 それが宇宙の法則である。 偉大なのは、民衆である。 真実の民衆は、いかに迫害されても、決して屈服しない。何度でも立ち上がる。 民衆の声は、太陽の詩人のごとく闇を破る。必ずや自由の夜明けを勝ち取ることができる。 民衆こそ英雄なり! それがアマード先生の確信であった。 永遠に勝ち栄えゆく、生命の王者ー一体、それは誰か? それは、正義の情念のために戦う民衆である。 まさしく、我々である。諸君である。 我らこそ、本当の正義の勝利者なのである(大拍手)。 皆様の大勝利おめでとう! ■一、きょうは、ブラジルをはじめ、尊き海外の皆様、遠くから、はるか遠くから、ようこそ、お越しくださいました。 ありがとう、ありがとう、オブリガード! (ポルトガル語で「ありがとう!」)私たちは、喜び勇んで、全員、立ち上がって、大拍手をもって、海外の同志をお迎え申し上げよう!〈全員が立ち上がって、大拍手を〉どうか、お体を大切にしてください。 先師・牧口先生の殉教から65年、ここにおられる、ホンドニア連邦大学のアマラウ総長は、地球の宝アマゾンを守る地理学者です。 「アマゾンの守り人こそ、全地球の守り人なり」と、私たちは総長に対して、最大に感謝申し上げたいのであります(大拍手)。 総長と同じく地理学者であった先師・牧口先生は100年前、人類と地球環境の連関を鋭く探究し、アマゾンにもたびたび言及しております。 先生は人道的な共生の時代を深く見つめておりました。 先ほど総長が壇上で話されている時、「ああ、ここに牧口先生がおられれば」と、私は胸が熱くなりました。 今年は、牧口先生の平和と正義の殉教から65年。牧口先生は、軍部権力によって牢獄の中で命を奪われた。 私が本日、このように貴大学から栄誉を拝受したことを、牧口先生も、どれほど喜んでおられることか。 これこそ弟子としての最高の誉れであります。総長、本日は、まことにまことに、ありがとうございました(大拍手)。 ●不可能を可能に 一、さて、19世紀の末から、アマゾンの奥地に分け入って、広大なブラジルを結ぶ、電気通信のネットワークを完成させた大英雄がおります。 民衆の幸福と繁栄に人生を捧げた「人道」の勝利者であります。 その人こそ、貴大学の名前に厳然と留められている、ホンドン先生なのであります(大拍手)。 〈ホンドン氏は19世紀から20世紀にかけて活躍したブラジルの軍人、探検家。ブラジル奥地の調査・開発に取り組むとともに、先住民の保護に心血を注き、晩年には「平和の元帥」「人間主義の元帥」と讃えられた。 またホンドン氏は、先住民の尊厳を守るため、部下に対して「必要とあらば(自らの)死をも辞さないが、決して(相手を)殺してはならない」との教えを徹底した。この言葉は、彼を慕う先住民たちによって語り継がれ、パラグアイやウルグアイにまで伝えられた〉 未知なるアマゾンへの「電気通信」の開設。 それは誰もが「絶対に不可能である」と思っていた、至難の大事業であった。 ■ホンドン先生は、なぜ、その「まさか」を実現できたのか。 勝利の要諦を、3点挙げるならばー 第1に「師弟の道」を勇敢に突き進むことである。 このホンドン先生は、困難であればあるほど、師匠と仰ぐ、ブラジルの共和制の父、ベンジヤミン・コンスタン先生らの教えを、いつも心に響かせて、自分で自分を勇気づけながら戦った。 そして、社会のため、人々のため、未来のため、一歩も引かずに、祖国の発展という、わが師匠の夢を実現していった。 だから強かった。だから負けなかったのであります。 ●獅子奮迅の力で 一、勝利の第2の要諦は、「団結の道」を聡明に貴き通すことである。 ホンドン先生には、苦楽を共にする同志が多くいた。その固い結合は〃使命を自覚する学校〃と呼ばれ、先生は皆から慕われた。 電信網建設の先頭に立つ先生は、疲れを見せず、弱音を吐かなかった。 誇り高き使命の盟友たちを、毅然と励ましながら、皆の獅手奮迅の力を引き出し、結集していったのである。 いかなる戦いも、団結したほうが絶対に勝つ。先人の叫びが胸に響いてくる。 私たちも、やりましょう! 新しき勝利の峰へ、団結して進もう!〈「ハイ!」と力強い返事が〉 ●友の心をつかめ 一、さらに、勝利の第3の要諦は「対話の道」を忍耐強く広げ続けることである。 すなわち、ホンドン先生たちは、地元で暮らす先住民を徹底して大事にしました。 地道な対話・交流を誠実に重ねながら、大胆に友好を広げた。 最も苦しんでいる人々の〃親友〃となり、がっちり心をつかんで味方にした。ゆえに勝ちました。 創価学会も同じです。ここに、重大な歴史の教訓がある。 そして、この大英雄の精神を脈々と継承されゆく「人間主義の大人材城」こそ、貴・ホンドニア連邦大学なのであります(大拍手)。 模範の学府です。 まさしく、共生の時代をリードしゆく天地は、ブラジルである。 心ある世界の識者は注目しております。 ●誇り高い人生を 一、よりよき社会を築くため、私自身、青年時代に、愛する関西の友と大闘争に挑み、「〃まさか〃が実現」と謳われる、民衆の大勝利の金字塔を、堂々と打ち立てました。 若き皆さんも、後世に胸を張れる、誇り高い人生を生きるのだ。 この大金星を輝かせた原動力も、「師弟の道」「団結の道」「対話の道」を、最後まで祈り抜き、走り切ったことにある。 この事実こそが、永遠の勝利の大道であることを、諸君は知っていただきたい。 一、輝く未来を切り開くうえで、一切の根本は何か。それは「勇気」です。 意気地なしや弱虫、卑怯者。おべっかばかり使う人間ーそういう人は、偉い人間にはなれない。本当に大事なことは、何も成し遂げられない。 私はこれまで何万、何十万、何百万という人を見てきました。堕落し、同志を裏切る人間もいた。 こうした経験からも、私は断言できるのです。 悪い人間に負けない。すべてに勝っていく。そのために必要なのが「勇気」です。 勇気、そして、何ものも恐れないことーこれが日蓮大聖人の仏法の真髄です。 ● 信心とは、勇気の異名なのです。 地位や立場ではない。本当の勇気を持った人が偉いのです。 私たちは、断じて恐れない「勇気」に燃えて、歌声も高らかに、明日への「希望の橋」を悠々と前進し、勝とう! 頼むよ!〈ハイ!」と元気な返事〉 ●一番、大変な中で 一番、清浄な花を 一、アマゾンは1000万種ともいわれる多彩な生物を育む、巨大な「生命の宝庫」です。このアマゾンの象徴と讃えられる花は一体、何か。 それは、直径2メートルにもなる大きな葉を持ち、気高く咲く、”白蓮(オオオニバス)〃の花なのであります(大拍手)。 〈オオオニバスはスイレン科の植物で、花は開いた当初は白く、やがて赤くなる〉 ◆白蓮グループの皆さん、いつもありがとう! ◆創価の女性は「勝利の女王」 ◆朗らかに強き祈りで!苦闘を越えて幸福の花を きょうは、女子部の「白蓮グループ」の大会、本当におめでとう! いつもいつも、ご苦労さま!(大拍手) アマゾンの〃白蓮〃には別名があります。 それは「勝利の女王」という名前です。 私は、こうした意味も考えて、女子部に〃白蓮〃という名を贈らせていただいた。 一番、大変な泥の中から、一番、清らかな花を咲かせるのが白蓮です。すごいことです。〃世界一の花〃だ。 人間の偉さ、女性の最高の幸福の姿が、そこに象徴されている。 まさに、わが創価の女性こそ「勝利の女王」です。私たちは、その活躍に最敬礼し、心からの感謝と賞讃を提げたい(大拍手)。 ●悔いなき人生 一、どうか、一人として苦難に負けないでいただきたい。 誰にでも苦難はある。また、どんなに幸せそうに見えても、苦労のない人間などいません。 苦難に負けず、朗らかに、そして健康で、幸福の花を咲かせきっていく。 これが戦いです。そのための題目です。正しい信心を貫く人が、悔いなき人生を飾っていけるのです。 皆さんに、絶対に幸福になってもらいたいーこれが、私と妻の一心不乱の祈りです。 それには信心しかない。必ず勝てるのです。皆さんは、幸福への最高の〃武器〃を持っているのですから。 「女子部、万歳!」と私は声を大にして、申し上げたい(大拍手)。 ■一、きょうは、青年部幹部会も、おめでとう!(大拍手) うれしい。本当に、青年部は、よく健闘してくれている。 見事な歴史を残してきた。 仏法も、人生も、すべて善を打ち立てるための戦いだ。「どうせ戦うならば、痛快に、堂々と勝ちゆけ!」と私は申し上げたい。 新たな決勝点は、我らの前にある。全員が大勝利して、心晴れ晴れと、「万歳!」を叫びたい。 ■一、あらためて、きようは、ホンドニア連邦大学ご一行の皆様、本当によくお越しくださいました。 私には、きょう拝受した名誉博士号を捧げたい人がいます。 一人は、大教育者で、私の師匠の師匠である牧口先生。先ほども申し上げました。 そして、もう一人は、イギリスの大歴史学者、トインビー博士であります。 博士は、私をがわが子のように、かわいがってくださいました。 対談も行い、世界に残しました。 博士のご自宅にうかがった時には、まるで国家の指導者を迎えるがごとく大事にしていただいた。 対談後も、「池田会長はお元気ですか」と気にかけ、終生、心を寄せ続けてくださったことは、忘れることができない。 博士は、真の知性でした。本当に固い友情の絆を結びました。 〈トインビー博士は、対談終了の翌年である1974年(昭和49年)5月の池田SGI会長の初訪中に際しても、その直前に、「日本のためにも、中国のためにも、いな、全世界の人びとのためにも大きな意味をもっている」と期待を寄せている〉 ? ◆壮年部よ立ち上がれ! ◆断固といして勝ちまくれ ◆青年とともに進めば若くなる ■一、壮年部の皆さんも、ご苦労さま! たとえ年齢を重ねても、元気のない声ではいけない。生き生きと語るのだ。 たしかに壮年は、苦労が多いかもしれない。家に帰れば、奥さんに叱られ、娘には責められる。職場でも、強い人から疎んじられるーそう嘆く人もいたようだ(笑い)。 壮年部は、凱旋将軍のごとく胸を張って、朗らかに進もう! 青年と一緒に、全力をあげて戦おう! その人こそが、若い生命になる。その人が幸福なのである。 今こそ、壮年部が立ち上がるのだ。 我らは、「断固として勝ちまくれ!」を合言葉に、創立80周年へ突進してまいりたい。 一家にあっても、青年が立ち、〃親父〃(笑い)も立てば、その波動は計り知れない。 青年部が立ち上がるのは当然のことだ。そこに、壮年部も立ち上がれば、学会は、2倍、3倍、いな、それ以上の偉大な力を発揮していける。 これを、どうか肝に銘じてもらいたい。 ●壮年は千人力! 一、壮年部は、心まで老けてはいけない。 信心が停滞してはだめだ。若々しく、社会で勝ちゆくことである。私は、壮年部を激励したい。 広布の太陽・婦人部は、元気いつぱいに頑張ってくれている。男子部も走っている。女子部も輝いている。青年部は大丈夫だ。あとは、壮年部が一番大事である。 壮年部が本気になれば、一人で千人をも率いていけるからだ。 ●偉大なる勢いで 一、ブラジルの大作家ギマランエス・ローザは言った。 「流れる川は、いつも新しい」と。 簡明だが、深い意味がある。精神の大河もまた同じだ。 いつも新しく流れ続ける雄大なるアマゾン川のごとく、わが愛する母校であるホンドニア連邦大学が、これからも隆々たる大発展をされゆくことを、心からお祈り申し上げたい(大拍手)。 そして我らも、世界第一の王者の川。 アマゾンのごとく、何ものち恐れず、負けない、偉大なる勢いで、勝利また勝利の大前進をすることを、固く固く決意し合って、私の御礼のあいさつとさせていただきます。 オブリガード!(ポルトガル語で「ありがとう!」) 皆さん、お体を大切に!ありがとう!(大拍手) Tweet