投稿者:無冠 投稿日:2016年 8月28日(日)12時54分32秒   通報

全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2007-12-16 【広布第2幕第4回全国青年部幹部会】

■ 一、天も晴れ、地も晴れ、我々の心も晴れ晴れと、勝利、勝利の1年を飾ることができました!
 皆さん、ありがとう!
 本当にご苦労さまでした!(大拍手)
 さらに、偉大な勝利に向かって、若き「世紀の同志」の集いたる記念の幹部会を、心から祝福し合いたいと思いますが、どうでしょうか!(賛同の大拍手が)
 本日は、海外からも、第一級の指導者の先生方を来賓としてお迎えすることができました。遠方より、ありがとうございました。
 また芸術部の代表、医学界やスポーツ界など各界で活躍する友の代表も駆けつけてくださいました。いつも、ありがとう!
 それぞれが、わが使命の大舞台で、断じて勝ってください。君たち一人一人を、私は、いつまでも見守っていきます。

■ 人生とは、一大芸術作品にも等しい。
 なかんずく、「若さ」は、それ自体が最も美しい。
 たとえ、お金がなくとも、何がなくとも、若さがあれば、最高無上の財産を持っているのと同じです。
 青春は、無限の創造力に満ちています。
 わが人生を、生き抜き、勝ち抜いていく「力」を、美しい勝利の「世界」を、皆さんは、全部、自分の中に持っている。
 また、それを、存分に出し切りながら生きていける。
 それが「若さ」というものです。
 君たち青年は、「無限の可能性の塊」なのです。

●名作を読め!
 一、私の青春時代は、トルストイ、ユゴー、ホイットマン、チェーホフ……あらゆるものを読みました。
 読書を怠れば、戸田先生が許さなかった。
 「大作、今、何を読んでいるのだ」
 「それは、どこまで読んだのだ」
 「では、その内否を言ってみろ」と。
 矢継ぎ早に追及され、ごまかそうにも、ごまかしようがありません(笑い)。
 当時、私は、苦境にあった先生の事業を支えて、朝から夜中まで、くたくたになるまで働きました。
 それからです。私は読みました。
 皆も読まなくてはいけない。いい小説を。いい本を。
 くだらない雑誌などを読んでいる者がいると、戸田先生は烈火のごとく叱られました。
 現実の課題と必死に格闘しながら、心は広々と、世界の文学に学んでいくのです。

●わが人生勝利の堂々たる名画を
 一、トルストイが破門されると、ロシア芸術アカデミーの教授だった偉大な画家レーピンは、激怒しました。
 「(僧侶たちは)ならず者と一緒になってロシアの天才を虐殺しようとしている」と(モスクブィノフ、モルグノワ=ルドニツカヤ著、本田純一訳・編『レーピン』美術出版社)。
 そしてレーピンは、若き日から「人生の偉大な太陽」と仰ぐトルストイの見事な肖像画を発表し、精神界の王者の真実を世に宣揚していったのです。
 晩年のトルストイが、信念の言論ゆえに弾圧され、中傷された時も、レーピンは叫びました。
 ──トルストイは、皆が恐れて言えないことを言ってくれたのである。トルストイは正しい。いずれ、幾百万、幾千万人の人々が、我らの偉大な天才(トルストイ)の声に賛同し、そこに自らの名を連ねるだろう──。
 〈トルストイは生命尊厳と絶対平和主義の理念に立ち、論文「一人たりとも殺すなかれ」「黙ってはいられない」などを発表。革命家らを次々と処刑する政府を非難して死刑の廃止を訴えた。
 これに対して政府は、論文を掲載した新聞を弾圧。トルストイへの中傷が行われた〉
 このレーピンの言葉の通り、トルストイの80歳の誕生日には、その偉業を讃えて世界中から無数の祝賀と感謝が寄せられました。

■ 人民の大指導者であり、世界中から尊敬されている周恩来総理は、次の言葉を若き友に贈りました。
 「同志にたいしては、春のように温かく、仕事にたいしては夏のように激しく、利己主義にたいしては、秋の風が落葉を吹き散らすようにこれを一掃し、人民の敵にたいしては、冬のように厳しく対処する」(新井宝雄著『周恩来の実践・指導力の秘密』潮出版社)
 これが周総理の心でした。
 正義の青年は、この勇気と強さを持たなければいけない。
 また、これが私たちの学会精神でもあります。

■ 一、最後に、いつも私たちを鼓舞してくれる音楽隊の皆様に、4首の和歌を贈りたい。

 ★全軍を  常に鼓舞せむ  音楽隊
   広宣流布の  輝く前途を

 ★晴れ晴れと 希望と凱歌を 天までも
   舞いに舞いゆく  創価の楽雄

 ★この一年  我らに勇気を 贈りたる
   音楽隊の  凛々しき君たち

 ★千万の  我らの心に  歓喜をば
   与え 響かむ  音楽隊かな

 いつもありがとう!
 どうか、体を大事にしてください!(大拍手)
 きょうは長時間、本当にご苦労さま!
 また1年間、大変にありがとうございました。
 来年も、一緒に頑張りましょう! 勝ちましょう!
 ご出席くださった先生方にも、改めて深く御礼を申し上げます。
 それでは皆さん、よいお年を!
 お会いできなかった同志の皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください(大拍手)。