投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月 4日(月)16時05分59秒
生死一大事血脈抄、
しょうじいちだいじ、けつみゃくしょう
しっぴつ ぶんえいくねん。ごじゅういちさい、p1336。
たいごう さいれんぼうにちじょう。
にちれん、これをしるす、
ごじょう、いさいひけん、せしめそうらいおわんぬ、 それ、しょうじいちだいじ、けつみゃくとは、いわゆるみょうほうれんげきょうこれなり、そのゆえは、しゃかたほうのにぶつ、ほうとうのなかにして、じょうぎょうぼさつに、ゆずりたまいて、この、みょうほうれんげきょうの、ごじ、かこおんのんごうよりこのかた、すんじも、はなれざる、けちみゃくなり。
みょうは、し、ほうは、しょうなり、このしょうじのにほうが、じっかいのとうたいなり、またこれを、とうたいれんげとも、いうなり。
てんだいいわく、「まさにしるべし、えしょうのいんがは、ことごとくこれ、れんげのほうなり」とうんぬん、このしゃくに、えしょうというは、しょうじなり、しょうじこれあれば、いんが、またれんげのほうなること、あきらけし、でんきょうだいしいわく、「しょうじのにほうは、いっしんのみょうゆう、うむのにどうは、ほんかくのしんとく」と、もん。 p1337 、
てんち、おんよう、にちがつ、ごせい、じごく、ないしぶっか、しょうじのにほうにあらずとういことなし、かくのごとくしょうじも、ただみょうほうれんげきょうの、しょうじなり、てんだいのしかんにいわく、「きはこれ、ほっしょうのき、めつはこれほっしょうのめつ」うんぬん。
しゃかたほうの、にぶつも、しょうじのにほうなり、しかれば、くおんじつじょうの、しゃくそんと、かいじょうぶつどうの、ほけきょうと、われらしゅじょうとの、みっつ、まったく、さべつなしと、さとりて、みょうほうれんげきょうと、となえ、たてまつるところを、しょうじいちだいじの、けつみゃくとはいうなり。
このこと、ただにちれんが、でしだんなとうの、かんようなり、ほけきょうを、たもつとはこれなり、しょせん、りんじゅう、ただいまにありと、さとりて、しんじんをいたして、なむみょうほうれんげきょうと、となうるひとを、「ぜにんみょうじゅうい、せんぶつじゅしゅ、りょうふ、くふふだらく、あくしゅ」と、とかれてそうろう。
よろこばしいかな、いちぶつ、にぶつに、あらず、ひゃくぶつ、にひゃくぶつにあらず、せんぶつまでらいごうし、てをとりたまわんこと、かんきの、かんるいおさえがたし、ほっけふしんのものは、「ごにんみょうじゅう、にゅうあびごく」と、とかれたれば、さだめて、ごくそつむかえに、きたって、てをや、とりそうらわんずらん、あさまし、あさまし、じゅうおうはさいだんし、くしょうしんは、かしゃくせんか。
いま、にちれんが、でしだんななど、なむみょうほうれんげきょうと、となえんほどのものは、せんぶつの、みてをさずけたまわんこと、たとえば、うり、ゆうがおの、てをいだすがごとくとおぼしめせ。
かこに、ほけきょうの、けつえんごうじょうなるゆえに、げんざいに、このきょうを、じゅじす、みらいに、ぶっかを、じょうじゅせんこと、うたがいあるべからず、かこのしょうじ、げんざいのしょうじ、みらいのしょうじ、さんぜのしょうじに、ほけきょうを、はなれきれざるを、ほっけのけつみゃくそうじょうとは、いうなり。
ほうぼうふしんのものは、「そくだん、いっさいせけん、ぶっしゅ」とて、ほとけになるべき、しゅしを、だんぜつするがゆえに、しょうじいちだいじの、けつみゃく、これなきなり。
そうじて、にちれんがでし、だんななど、じたひしのこころなく、すいぎょのおもいをなして、いたいどうしんにして、なむみょうほうれんげきょうと、となえ、たてまつるところを、しょうじいちだいじの、けつみゃくとはいうなり。
しかも、いま、にちれんが、ぐつうするところの、しょせん、これなり、もし、しからばこうせんるふの、だいがんもかのうべきものか、あまつさへ、にちれんがでしのなかに、いたいいしんのもの、これあればれいせばじょうしゃとして、しろをやぶるがごとし。
にほんこくの、いっさいしゅじょうに、ほけきょうをしんぜしめて、ほとけになるけつみゃくを、つがしめんとするに、かえって、にちれんをしゅじゅのなんにあわせ、けっくこのしままで、るざいす。
しかるにきへん、にちれんに、ずいじゅんし、また、なんに、あいたまうこと、しんちゅうおもいやられて、いたましくそうろうぞ、こがねは、たいかにもやけず、たいすいにもただよわずくちず、くろがねは、すいかともに、たえず、けんじんはこがねのごとく、ぐにんは、くろがねのごとし。
きへん、あにしんきんにあらずや、ほけきょうのこがねを、たもつがゆえか、きょうにいわく、「しゅうせんのなかに、しゅみせん、、これ、だいいち、この、ほけきょうも、またまた、かくのごとし」。
p1338
またいわく、「ひも、やくこと、あたわず、みずもただよわすことあたわず」うんぬん、かこのしゅくえん、おいきたって、こんど、にちれんがでしとなりたもうか、しゃか、たほうこそ、ごぞんじ、そうやらめ。
「ざいざいしょぶつど 、じょうよ、しぐしょう」よもそらごと、そうらわじ。
ことに、しょうじいちだいじの、けつみゃくそうじょうの、おんたずね、せんだい、みもんのことなり、とうとしとうとし、このもんに、いしつなり、よく よくこころえ、させたまえ。
ただ、なむみょうほうれんげきょう、しゃか、たほう、じょうぎょうぼさつ、けつみゃくそうじょうと、しゅぎょうしたまへ。
ひ、は、やき、てらすを、もって、ぎょうとなし、みずは、くえを、きよむるをもって、ぎょうとなし、かぜは、じんあいを、はらうをもって、ぎょうとなし、またじんちく、そうもくのために、たましいとなるを、もって、ぎょうとなし、だいちは、そうもくを、しょうずるをもって、ぎょうとなし、てんは、、うるおすをもってぎょうとなす。
みょうほうれんげきょうの、ごじもまた、かくごとし、ほんげ、じゆのりやく、これなり、じょうぎょうぼさつ、まっぽう、いまのとき、このほうもんを、ひろめんがために、ごしゅつげん、これあるべきよし、きょうもんには、みえそうらへども、いかが、そうやらん、じょうぎょうぼさつ、しゅつげん、すとやせん、しゅつげん、せずとやせん、にちれん、まず、ほぼ、ひろめそうろうなり、あいかまえ、あいかまえてごうじょうの、だいしんりきをいたして、なむみょうほうれんげきょう、りんじゅうしょうねんと、きねんしたまえ、しょうじいちだいじの、けつみゃくこれ よりほかに、くまったもとむることなかれ、ぼんのう、そくぼだい、しょうじ、そくねはんとは、これなり、しんじんの、、けつみゃくなくんば、ほけきょうを、たもつとも、むやくなり、いさいのむね、またまたもうすべくそうろう、きょうきょうきんげん。
ぶんえい、くねん、みずのえさる、きさらぎじゅういちにち    そうもん にちれんかおう
さいれんぼうしょうにんごへんじ