投稿者:無冠 投稿日:2016年 7月29日(金)07時51分47秒   通報 編集済
全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2007-2-8 【新時代第1回青年部幹部会】

● 一、新時代第1回の青年部幹部会の開催、まことにおめでとう!(大拍手)
青年の時代だ。
私も青年時代、やり切った。戸田先生の弟子として、世界的な偉業を成し遂げてきた。
青年部の君たちも、若いのだから、何だってできる。
この「時」を逃して、身勝手に生きたり、臆病になっては、自分が損をするだけだ。
今こそ、永遠性の価値ある青春を、偉大なる広宣流布の歴史を、師子王のごとく堂々と築いていっていただきたい。
それが創価の青年の生き方である。
男子部も強くなった。
女子部も光っている。
学生部も頼もしいかぎりだ。
とくに若い、新しい人材が躍り出始めた。私は、うれしい。

●人間性光る幹部 法に則った組織
一、後世のために申し上げておくが、幹部が威張ったり、堕落して、そのために会員が犠牲になるうな組織だけはつくってはいけない。
どこまでも、人間性あふれる幹部であり、組織であり、普遍の法に則った学会であらねばならない。
もしも、仏法に違背するような幹部が出れば、きっぱりと正しい意見を言い切っていくべきである。その人が本当に学会を守る人である。

●「恩師に捧げる」
一、すべでは、恩師・戸田先生に捧げる栄誉である──この一念で私は生きてきた。
どんな世界でも、師匠のことを忘れず、師匠に何かで応えていく。それが弟子の務めである。師弟とは、そついうものである。
いわんや、「師恩」を最も大事にするのが仏法である。それを知るか知らないか。深く実行するかしないなじそれで一切は決まってしまう。
断じて、増上慢になってはいけない。
そしてまた、この福運は、すべてわが同志に通ずるものであり、お子さんやお孫さんが、必ず立派に育ち、海外に雄飛したり、優秀な博士となっていく証しなのである。
さらに、私が代表でお受けすることで、わが同志が、わが弟子が、その国、その地で、未来永遠に絶対に護られ、勝ち進んでいける「信頼の道」を開いていることを知っていただきたい。
ここに師弟一致の深き意義がある。
ともあれ、全世界の心ある知性も、指導者も、創価学会の「人間主義」の哲学を求め、その「前進・勝利」を喜び始めた。
時代は大きく変わっているのである(大拍手)。

■ 一、最後に、世界の英知の言葉を贈りたい。
ドイツの詩人・ヘルダーリン。
「安息はわたしを幸福にせぬ」
「悩みは若者の胸を高める」(生野幸吉訳「いらだち」、『ヘルダーリン全集1』所収、河出書房新社)
そしてロシアの大文豪ドストエフスキーは、青年を、こう励ました。
「粘り強さを持った人はかならずいつかは物になるものです」
「失敗をしない人間などいるものですか? 第一ずっと汲風の立たない人生などに、なんの値打があるでしょう。
もっと勇気を出して自覚を高めること──これがあなたに必要なことです」(小沼文彦訳『ドストエフスキー全集第17巻』筑摩書房)
勇気──これが人間として、青年にとって、最も大切なのだと申し上げ、スピーチを終わりたい。
長時間、ご苦労さま!
とくに海外の皆さま、ありがとう!
皆、どうか、風邪をひかれませんように。
また、お会いしましょう!(大拍手)