投稿者:コモンセンス 投稿日:2016年 4月 1日(金)11時03分35秒   通報
「先輩は、どうしたら一番いいと考えていますか」
「解決する方法は一つしかないんじゃないですか」
「たった一つ?」
「その通りです。破邪顕正の題目を上げることは当然のこと。そして、今日の状態を、“異常事態”であることを、腰を据えた対話で一人でも多くの人に伝えることではないでしょうか」
「伝えるって、それも、なかなか難しいことでしょう」
「それは、分かり切ったことです。でも、正義の声の輪を広げる以外に、“黄金”“発迹顕本”など望むべくもありません」
「池田先生を護ろうという同志を創るということですね」
「とにかく、先生は、最初から、全部、見通されているんです。スピーチを学べば分かるように、すでに20世紀の段階で、今日の事態をズバリ指摘しています。痛快です」
「そうです。なにしろ“レントゲン”ですからね」
「例えば、宗門や日顕宗の悪さなど、とっくの昔から分かっているわけでしょう。でも、悪いからと言って、最初から一刀両断してしまわない。まだ、衣の権威を信じている人に不信感を抱かせてしまうだけですから。結局、人々が宗門の悪を徹底的に知るまで、退治するのを待ちに待ったんですね」
「それが“能忍”ですね」
「それと同じことで、真実を知る人の裾野を、どれだけ苦労して広げられるか、それが勝負だと私は決意しています」
「その通りだと思います」
「とにかく、人間、忘れっぽいです。失敗を経験しておくことも捨てたものじゃないんでよ。あの『四月二十四日』を経験しても、まだ、先生の大切さが分からない人がいる。そのために、バリバリの“城者”の敵を出現させてもらっているんです。この壁をぶち破ってこそ、初めて末法尽未来際への道が拓かれる、と私は信じています。これも、あれも、全て先生の慈悲の賜物です」
「うん、うん」
「M木さんに、こんな口幅ったいことばかりを言って、スミマセン」
「いや、いや、人の話には、耳を傾けることは大事ですからね」
「一人の人を大切に、という池田先生の麗しい世界と、今とでは、隔絶してしまいましたからね」
「残念です」
「お互いに、先生の城を守るために頑張りましょう!」        (まだ、つづく)