2016年2月21日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 2月21日(日)10時12分19秒 ■青年よ「汝は王者。ただ一人、征け!」 偉大だからこそ中傷される。正義を貫くからこそ嫉妬され、迫害される。信念を曲げ、要領よく振る舞えば、中傷や誹謗は受けないであろう。しかし、それでは真に偉大な人間とはいえない。 プーシキンが、吹き荒れる誹謗中傷を見おろし、悠然と記した詩がある。その一節を、きょうは青年部に贈りたい。 「詩人よ!」 「愚か者の罵りや嘲笑を耳にするとも、わが志を、厳然と、そして平然と掲げよ! 汝は王者。ただ一人、征け! 自由の大道を、自在なる英知をもって進みゆけ!」 (А.С.Пушкин:Собрание счинений. том2, Худсжественная питература) 学会精神、仏法の精神と共鳴する言葉である。青春時代より、私がずっと胸に秘めてきた一詩である。 また、プーシキンが若い画家を励ました言葉を紹介したい。その画家とは、名画「第九の怒濤」の作者アイヴァゾフスキーである。この名画は、東京富士美術館などでも展覧された。 プーシキンは呼びかけた。 「働きなさい! 働きなさい! 青年よ! これが一番、大切なことである」 これもまた、学会の指導に通じる言葉である。 戦いなさい!――青年部の諸君、頼むよ! もう一つ、プーシキンがつづった言葉にふれたい。 「嫉妬という発作は、病気である。それは、暗い憂うつであり、熱病であり、ペストであり、脳の欠陥である」 (З.Борохов, Знциклопедия афоризмов, АСТ) 痛烈な言葉である。ともあれ、プーシキンは、傲慢な人間や批判者には、ただちに切り返した。嫉妬に狂った人間と戦いぬいたのである。 われらも、勝利の大叙事詩をつづり残したい。 自分自身と一家眷属の栄光のために! 縁する友の幸福のために! 生命の尊厳と社会の正義のために! 世界の非暴力と永遠の平和のために! 池田大作全集99巻 第30回SGI総会、第54回本部幹部会、プーシキン金メダル授与式 (2005年11月2日) Tweet