2016年2月15日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 2月15日(月)14時00分25秒 通報 イギリスの大詩人ミルトンは叫んだ。 「かくも厚顔無恥なるうそつきは、なにか特別の恥辱の熔印を押されて、徳高き人びとと学識豊かな人びとの集うあらゆる交友の場から追放されるべきであり、そうでなければそれこそ言語道断ということになりましょうぞ」 (『イングランド国民のための第一弁護論および第二弁護論』新井明・野呂有子訳、聖学院大学出版会) 虚偽を語る人間を放置しては断じてならない。厳しく戒めて、高潔な真理探究の世界から叩き出していかねばならないというのである。 悪とは絶対に妥協しない。 「こんなことくらい、どうでもいい」という安易な方向に流されない。これが真の人格であり、見識である。また、真の人間の世界の品格である。 この点は、牧口先生も、まことに厳格であった。 「仲間の大多数に平和な生活を得しめんが為には、あくまで悪人を排除しなければならぬ」と。 牧口先生は、悪への対処を医療になぞらえた。 すなわち、小さな悪であれば、いわゆる「対症療法」で対処できる場合もあるが、根の深い悪については、毅然と「切開」し、根本から取り除くしかないと教えられている。 日蓮大聖人は「立正安国論」で「一凶を禁ぜよ」と厳命しておられる。だからこそ悪は断ち切っていかねばならない。正義は、まつこうから邪悪と戦い、断じて勝ち抜いていかねばならない。 池田大作全集スピーチ97巻 第二総東京代表協議会 (2004年12月12日) Tweet