投稿者:ジョーカー 投稿日:2015年12月31日(木)03時06分7秒   通報

悪との戦いにおいては、怒りの感情任せの猪突猛進の猪では、逆に悪に狩られてしまう可能性が高いです。もちろん覚悟の上での戦いになるとは思いますが、誰も犠牲にしない、させないのが仏法の世界です。自分も犠牲になってはならないというのが基本スタンスです。
猪ではなく獅子の前三後一の怒りと冷静さを具えたリズムでないと勝てない。英知を磨くは何のためか。それは、「悪を打ち破るため」であり、戦うのであれば、打ち破ってこそ意味がある。もちろん、どんな形であれ、戦いを開始したのならば、結果がどうあれ火種は残り、その意志は生き続きますが、それで良しとしてはならないと考えます。力なき正義は、悪に敗れるのが道理というものです。

娑婆世界は魔王の領地であり、ホームです。そこに食い込み、領地を奪うのは容易ではない。最高の祈りは本より、最高の作戦・行動なくして勝利を収めることは難しいことを知らねばならない。かといって、冷静沈着なあまり、結果的に「何もしない」というケースは最悪である。悪と戦う心なのか、それとも逃げる心なのか、大事な場面で出てしまい、ごまかしは通用しません。だからこそ日頃からの祈りが重要になると思います。悪と戦う心をつくる祈りなくして、いざという時に戦うことは出来ない。どれだけ英知を磨いても、悪と戦えなければ無価値である。まずは、自分自身の胸中に、悪と戦う心をつくること、それが最高の価値創造であり、池田門下の必須アビリティなのです。