投稿者:平和の弾丸   投稿日:2015年 8月13日(木)15時14分34秒     通報
「もっとも大事なのは国民性の改革!」

1、今回は、香港の鼓笛隊(紫荊〈ジーケン〉鼓笛隊)の代表が、研修に来日された。香港は、近代中国文学の父・魯迅も、たびたび足を運んだ、ゆかりの地である。

魯迅が一生涯、訴えたのは、「社会を変えるのは民衆であり、民衆の心を変えなければ何も変わらない」という一点であった。魯迅は言っている。

「最初の革命(辛亥革命)は、排満(満州族の清王朝を倒すこと)だったから、たやすくできたのですが、そのつぎの改革は、国民が自分の悪い根性を改革しなければならないので、それで、もうやろうとしなくなくなったのです。

だから、今後もっとも大事なことは、国民性を改革することです。でなければ、専制であろうが共和であろうが、他のなんであろうが、看板は変えたけれども品物はもとのまま、というのではまったくだめです。(『両地書』中略、学習研究社)

1、魯迅は、周恩来総理と親族であったとされるが、周総理も「南開大学」の学生のころから、「革新」ということを訴えた。

〈名誉会長は同大学の「名誉教授」就任が決まっている〉

「革心」(心の変革)があってこそ、「革新」(社会の変革)ができるという信念である。まさに「人間革新」の思想である。(つづく)