投稿者:ジョーカー 投稿日:2018年11月 9日(金)08時57分9秒   通報
池田大作全集68巻 P143より

「学会も草創期にあっては、ともかく力の限り、ひたすら広布に走りぬいてきた。当時は小集団でもあり、広布骨格をつくり、基盤を確立していくために、それが必要不可欠であった。しかし、今は、そのいき方では青年はついてこないし、必ず行き詰まりを生じてしまう。
時代の流れとともに、人々の心は変わってくる。その変化に対応していくためには、つねに指導者自身が、成長していかなくてはならない。成長のない指導者からは、しだいに民衆は離れていってしまう。そうなると指導者は、すぐに威張り、権威によって人々を抑えつけようとする。その結果、民衆から、完全に捨て去られてしまう。古今東西をみても、こうした悲劇の例は枚挙にいとまがない。ここに失敗をもたらす一つの方程式がある。」

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日本の創価学会は、大集団に分類される。大集団の戦いの進め方は、所謂「がむしゃら」では、結果的に組織は疲弊する可能性が高い。幹部の自己満足の「圧倒的な拡大」は、会員に無理をさせ、不信感を募らせる。目標一つとっても、なぜその数なのかが明確で、合理的でなければならない。

大集団において何よりも大切なことは、長期的ビジョンに立つことである。10年、20年先の未来のことを考えれば、組織主義に陥ることが、どれだけ危険であるかがわかるだろう。組織主義も所詮は、幹部の成長が止まる所からはじまる。成長が止まった人間は、相変わらず自分は頑張っていると錯覚し、会員を下に見るようになる。

役職という権威に頼り、会員に無理、無茶をさせる幹部が出てきたら、会員が厳しく指摘する必要がある。そうでなければ、組織悪に歯止めをかけることは出来ない。幹部の腐敗堕落に対し、会員は大慈悲をもって指摘する。それでこそ健全な組織を保つことが出来ることを忘れまい。