投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2017年 8月21日(月)01時48分25秒   通報
21世紀への選択 島国根性への良薬・・・「桜梅桃李」P93

テヘラニアン
いまの会長の言葉で、十三世紀の偉大なペルシャの詩人であるサアディー
の書いた詩を思い出しました。
「祈ることは、人類に仕えることにほかならない。

祈濤用の絨毯も数珠も

托鉢の鉢も、無用である」・・・

私は、仏教を一切の束縛から解放された「希望の宗教」であるととらえる会長の意見に

まったく同感です。

それはスーフィズムにも通じるものです。

その点で、仏教もスーフィズムも、現代世界が必要としている諸条件にぴったり合致

しているのです。

この現代世界において独善的であっては、人類の多様性にも、現出している困難な課題
にも対応できません。

池田
おっしゃる意味は理解できます。独善とは、最も小さなエゴに束縛されている姿です。

人類に仕えること、人々に奉仕することによって、人間はそのような束縛から解き放た
れるのです。

テヘラニアン
創価学会の運動について私が最も尊敬する点は、グローバリスト(地球主義者)である

ことです。

これは、島国の日本人が最も必要としているものではないでしょうか。

その意味で、創価学会は(日本の島国的精神を治療する)「良薬」です。

薬だからこそ、「良薬は口に苦し」で、圧迫があるのでしょう。

池田
温かいご理解に、感謝します。

博士は、多様性を認めていくことを訴えておられますが、日本は「島国根性」で、こ
のことをなかなか理解できません。

しかし日蓮は、多様性を尊重していました。「桜は桜」「梅は梅」「桃は桃」「李は李」

として、それぞれが個性を豊かに開花させながら、美しい調和の花園をつくっていく。

それが生命本来の姿であると、促しているのです。

テヘラニアン
大変わかりやすい譬えですね。見事な「調和の哲学」です。