投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時57分34秒
しじょうきんごどのごへんじ  せっこしょうぐんごしょ
しっぴつ こうあんがんねん、うるう、かんなずき、にじゅうににち。ごじゅうしちさい。   p1185
こんげつ、にじゅうににち、しなのより、おくられそうらいしもののにっき、ぜにさんかんもん、はくまいの、こめだわら、ひとつ、もちい、ごじゅうまい、さけ、おおづつ、ひとつ、こづつ、ひとつ、くしがき、ごわ、ざくろ、じゅうなど、それ、おうは、たみをじきとし たみは、おうをじきとす きぬは、かんおんを、ふせぎじきは、しんみょうをたすく。
たとえばあぶらのひをつぎ、みずのさかなを、たすくるがごとし、とりは、ひとのがいせんことをおそれて、こずえにすくふ、しかれどもじきのために ちに、をりて、わなにかかる、さかなは、ふちのそこにすみて あさきことを、かなしみて、あなをみずのそこにほりて、すめどもえさにばかされて、はりをのむ、おんじきと、ころも、くすりとに すぎたる、ひとのたからや、そうらうべき。
しかるににちれんは たにんにことなるうえ、さんりんのすみか、なかんずくことしは、えきれい けかちに、はるなつはすごし、あきふゆは、またさきにもすぎたり、またみにあたりて、しょろうだいじになりて、そうらいつるを、かたがたの、おんくすりともうし、こそで、かのしなじなの、ごぢほうにやうやう、しるしそうらいて、いましょろう へいゆし、もとよりも、いさぎよくなりてそうらう、みろくぼさつのゆがろん、りゅうじゅぼさつのだいろんをみそうらへば じょうごうのものは、くすりへんじてどくとなる、ほけきょうはどくへんじてくすりとなると、みえてそうらう、にちれんふしょうのみに ほけきょうをひろめんとしそうらへば、てんま、きそひて、じきをうばはんとするかとおもいて なげかずそうらいつるに、このたびのいのちたすかりそうらうは、ひとえにしゃかぶつのきへんの みにいりかわらせたまいて おんたすけそうらうか。
これはさてをきぬ、このたびのおかえりは、たましいをうしないて、なげきそうらいつるに じこなく、かまくらに、おかえりそうらうこと よろこび、いくそばくぞ、あまりの、おぼつかなさに、かまくらより、きたるものごとに、とい、そうらいつれば あるひとは、ゆもとにて、いきあわせたもうといい あるひとは、こふづ、にと あるひとは、かまくらにと、もうしそうらいしにこそ、こころ、おちいてそうらへ、これよりのちは おぼろげならずば、おわたりあるべからず、だいじの、おんこと、そうらはば、おつかいにてうけたまわり、そうらうべし、かえすがえす、このたびのみちは、あまりに、おぼつかなくそうらいつるなり、
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てきともうすものは わすれさせて ねらふ ものなり、これよりのちに、もしやの おんたびには、おんうまをおしませたもふべからず、よきうまにのらせたまへ、またとものものども、せんに、あひぬべからんもの、また、どうまろもちあげぬべからん、おんうまにのりたもべし。
まかしかん、だいはちに、いわく、ぐけつだいはちにいわく「かならずこころのかたきによって、かみのまもりすなわちつよし」うんぬん、かみのまもるともうすも ひとのこころつよきによると、みえてそうらう、ほけきょうはよきつるぎ なれども、つかうひとによりて、ものをきり そうらうか。
されば、まっぽうに、このきょうを、ひろめんひとびと、しゃりほつと、かしょうと、かんのんと、みょうおんと、もんじゅと、やくおうと、これらほどの、ひとやは、そうらうべき、にじょうは、けんじをだんじて、ろくどうを、いでていそうらう、ぼさつは、しじゅういちほんのむみょうをだんじて、じゅうしやの、つきのごとし、しかれども、これらのひとびとには、ゆずりたまはずして じゆのぼさつにゆずりたまへり、さればよくよくこころを、きたはせたもうにや、りこうしょうぐんともうせし、つはものは、とらにははを、くわれて、とらににたるいしをいしかば、そのや、はねぶくらまでせめぬ、のちに、いしとみえては、たつことなし、のちには、せっこしょうぐんと、もうしき、きへんもまた、かくのごとく、てきは、ねらふらめども ほけきょうのごしんじんごうじょうなれば、だいなんも、かねて、きえそうらうか、これにつけても、よくよくごしんじんあるべし、くわしく、かみにはつくしがたし、きょうきょうきんげん。
こうあんがんねん つちのえとら のちじゅうがつにじゅうににち        にちれん かおう
しじょうさえもんどのごへんじ