2017年5月9日 投稿者:生涯&広布一筋兄弟メール 投稿日:2017年 5月 9日(火)09時56分0秒 通報 戸田城聖全集 第三巻より それ仏教の真実は法華経にある。 法華経が仏教の真髄(しんずい)なりと知っている国が東洋にあるのであろうか。 仏教にも最高・最低があって、低い方からいうと、小乗教と大乗教がある。 大乗教にも権教(ごんきょう)と実教(じつきょう)がある。 この仏教の小乗教、権大乗教は、もう効力を失って国土の守りとはならないことは、 日蓮大聖人が一生おかかりになってお説きになっている。 今頃、小乗仏教の形骸(けいがい)を守って、なんの仏天の加護があろうか、 其のうえ、実教という釈尊の教えの真髄たる法華経をたもっている国はどこにもない。 この法華経は釈迦が世の中に生まれてきた目的であって、法華経を説かなかったら、 釈迦出世の意義はないのである。 されば、仏教をたもつといえど、釈迦の真意に背いているがゆえに、仏天の加護がないのである。 ある人は、またいう。「法華経は日本の国で、みなやっているではないか。 法華経の経文なら、日本にいくらでもある。日本に法華経なしとはいわせない」と。 中略 それ法華経にも幾種類もあるが、とりわけ人類が地球上に生存して以来の法華経を大別すると三種類になる。 第一は在世の法華経といって、八巻二十八品の法華経で、日本の大半の人々が法華経だというと、 これ以外にないと信じきっている。 第二の法華経は天台の摩訶止観(まかしかん)の一念三千で、像法の法華経と称するのである。 この正法(しょうぼう)・像法の法華経は、現世には経だけあって行・証がない。 すなわち、一般大衆を利益する力がないのである。 中略 仏には化導(けどう)の儀式がある。 一仏が、ある時代を化導して、其の仏の法が功力をうしなうときには、 かならず仏には偉大な慈悲があるゆえに、民衆に第二の出現する仏を予言し、 時代の苦悩を救う手段を講(こう)ずることになっている。これを相伝といって、 この方法をとらぬ仏は、仏とは言っても、実は仏ではないのである。 Tweet