2016年9月5日 投稿者:無冠 投稿日:2016年 9月 5日(月)02時20分29秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2008-3-26 【全国代表者会議】 ■ 一、本日の代表者会議は、”家族”の会議である。ゆっくりと、懇談的にお話をさせていただきたい。 皆さんの力、皆さんのおかげで、創価学会は、本年も偉大なる「5月3日」を迎えることができます。本当にありがとう!(大拍手) とくに、婦人部、女子部の皆さんは、広宣流布の前進の大きな原動力となってくださっている。深く感謝申し上げたい(大拍手)。 戸田先生は「女性が責任感を持ち、鋭さを失わなければ、学会は大丈夫だ」と言われた。 創価の女性の、さらなる活躍に、私も期待している。頼みます! さらに、戸田先生が、女子部に語った言葉を紹介したい。 「幸福は、自分の信心でつくるものだ」 「妙法という最高の価値観に立てば、人生の万般について、どういう選択・判断をすればよいかが、わかってくるものだ」 婦人部、女子部を心から尊敬し、大事にしていかねばならない。男性の幹部には、このことを強く言っておきたい。 日本は、男女の真の平等に程遠いという指摘もある。かりにも、女性に対して威張ったり、下に見たり、叱ったりするようなことがあってはならない。 婦人部、女子部を大事にすることが、仏法の第一歩であり、広宣流布の第一歩である。 男性は女性に誠実に接し、代わりに苦労を引き受けて、女性を守っていくくらいの心意気を持つべきだ。 女性を大切にせず、それどころか見下すような者は、仏法上においても、人道上においても、正しい道に反している。 男性と女性がお互いに尊敬し合い、協力し合って、”創価学会は、本当に美しい世界だな”と言われるような、心と心のつながりをつくっていかねばならない。 ● 万代の発展へ 一、私は、学会の将来を見つめ、先の先の先まで考えて、学会が栄えゆくための道を開いている。目先ではなく、未来の盤石な発展のために戦っている。 最高幹部には厳しく言い、現場の第一線の皆様を大事にする。これが、牧口先生以来の学会の方程式である。それによって、学会は発展してきた。 幹部が威張り、師弟の道を踏みにじり、自分勝手なことをするようになったら大変なことだ。これまでも、広宣流布の尊い使命を忘れ、退転し、反逆していった輩がいたことは、皆さんもご存じの通りだ。 そういう悪人には、断固たる態度で、厳しく言い切っていかなくてはいけない。悪を見ながら、知りながら、何も言わないのは、ずるい。卑怯である。 今や、新しい時代が始まった。真実をどんどん口に出して叫んでいくことである。 ● 「君の師匠はこの私だよ」 一、青春時代、私は、師匠である戸田先生のために、すべてをなげうって戦った。 先生が、事業の破綻で窮地に陥った時、多くの人が先生のもとを去っていった。 手のひらを返したように、先生のことを罵倒する人間もいた。陰で罵る人間もいた。 しかし、私は一人、命がけで先生を支え、苦境の打開のために働いた。 そのために、夜学も断念した。給料が出ない時もあった。 寒くなっても、シャツ一枚で過ごしたこともあった。 しかし、そんなことは問題ではなかった。 ◆勝利の5.3へ春とともに!生き生きと前進 ◆師弟こそわが青春の栄光 ◆世界一の英知の栄冠を恩師に捧ぐ ◆悪を許すな断じて戦え 青年部よ師子と立て! 苦闘の最中の昭和25年(1950年)の8月24日、戸田先生は突然、学会の理事長を辞任することを発表された。 私は愕然とした。 先生が理事長を辞められたら、新しい理事長が私の師匠になってしまうのだろうか──。 私は、その後で戸田先生のもとを訪れて、この一点をうかがった。 先生は、厳然と言われた。 「いや、それは違う! 苦労ばかりかけるけれども、君の師匠は、この私だよ」 私は、うれしかった。そして誓った。 “断じて、戸田先生に第2代会長に就任していただくのだ! 師弟の勝利の姿で、絶対に仇を討つのだ!”と。 私の決意を聞かれた戸田先生は、本当に、うれしそうな顔をしておられた。 そして一切の苦闘を師弟で勝ち越えて、昭和26年の5月3日、先生は第2代会長に就任されたのである。 ■ ともあれ、牧口先生、戸田先生、そして私。この「三代の師弟」があったからこそ、今日の学会がある。 この峻厳なる師弟の精神を忘れたら、根本が狂ってしまう。 万が一にも、師弟をないがしろにし、学会を自分の思う通りにしようというような人間が出たら、皆で戦うことだ。こうした悪人を絶対に許してはならない。 「皆のため、会員のために、どこまでも尽くしていく。それが真の学会のリーダーだ。 裏表があってはいけない。気取ったり、格好つけたりしては駄目だ。ましてや威張るのは、最低である。 「あの人がいてくれて、本当にありがたい」「あの人と一緒にいると、元気が出る」──皆から、そう言われるような存在であってもらいたい。 そして、師弟に生き、学会のために戦い抜いたという見事な歴史を残していただきたい。 断固たる勝利の証しを打ち立ててもらいたい。 ● 何でも言い合える組織を! 一、仏法を広宣流布する人を守り、応援していくことが重要である。 何でも言い合える組織をつくることだ。大事なことを話せない、うわべだけの関係になれば、いい人の存在が死んでしまい、その価値が消されてしまう。 かつて戸田先生は、若き友に対し、「青年部は、学会の後継者であり、筋金入りの人材である。恐れるな! 師子として堂々と生き抜け!青年諸君よ、大いに奮起しようではないか!」と期待を寄せられた。 青年が大事である。 また、どれだけ役職が上の大幹部であろうとも、悪ければ、糾さねばならない。私はこれを実行してきた。 ■ 一、戸田先生は語られた。 「今の学会は、幹部の団結によって出来上がったのだ。これからも、第三代会長を中心に、幹部が力を合わせて広宣流布をやりとげよ!」 またある時、私は日記に先生の指導を綴った。 「仏法哲理の『源遠ければ、流れ長し』の御金言を引かれ、『幹部の自覚が根本である。一般会員の責任ではない。幹部の信心、成長で全ての組織の発展が決定されるのだ』との、厳しい指導が胸に残る」(昭和33年2月11日) 戸田先生は、幹部に厳しかった。私も厳しくしてきた。 皆さんの時代も、頼むよ!〈会場から「ハイ!」と返事が〉 ● 真実を未来へ 一、今日は、広布第2幕を担う青年部のリーダーも出席している。 未来のため、学会の永遠の勝利のために、真実を明快に語り残しておきたい。 御聖訓にいわく。 「釈尊は、正しい戒律を持ち、立派な威儀を整えておられたので、諸々の天人が仰ぎ、皆が敬った。しかし、提婆達多は、人から尊ばれていなかった。そこで、どのようにしたら世間の名誉が釈尊に過ぎることができるだろうかと考えて、あれこれ策を弄して、釈尊の威徳をなくそうとしたのである」(御書1041ページ、趣意) 提婆達多が反逆した根底には、嫉妬があった。名聞名利があった。 これまで、学会に反逆し、同志を裏切っていった輩も、その本性は、ヤキモチである。 自分が偉くなりたい、学会を利用して、いい思いをしたい。そういう卑しい魂胆である。 戸田先生は、”男のヤキモチは真っ黒け”と言われていたが、男性の嫉妬は本当に恐ろしい。 日蓮大聖人も、日興上人も、男性の嫉妬や慢心による迫害を受けておられる。 ● 「内部の敵が仏教を滅ぼす」 一、御聖訓に仰せである。 「師子の身中の虫が師子を食らうのであって、仏教を外道は破りがたい。仏教の内部に事が起こって仏教を滅ぼすであろう。これが仏の遺言である」(同1271ページ、通解) 仏意仏勅の創価学会は、外からの敵には、びくともしない。 厳重に注意すべきは、仏法の和合の世界を内側から蝕む「師子身中の虫」である。仏法者の「心」を破壊する増上慢である。 仏法の因果は厳しい。仏罰は厳然である。 この「師子身中の虫」にたぶらかされ、利用され、つけこまれて、最後は惨めな敗北の姿をさらす。そのような愚かな人間には絶対になってはならない。 「仏教というものは、内輪から壊されていくものだ」「増上慢の『師子身中の虫』と戦え!」と戸田先生も鋭く叫ばれた。 一、また、御聖訓には次のように仰せである。 「さも味方のように見せかけて退転させ、自分もあざ笑い、人にも笑わせようとする奇怪な者たちには、十分に言わせておいたうえで、『多くの人が聞いているところで人を教訓するよりも、まず自分の身を教訓しなさい』と言って、勢いよく、その場を立たれるがよい」(同1540ページ、通解) 信心をたぶらかす悪人は、さも味方のようなふりをして、近寄ってくる。 ゆえに、敵を敵と見破ることだ。魔を魔と見破っていくことだ。信心の利剣で魔を断ち切っていくのだ。 インド独立の父、マハトマ・ガンジーは叫んだ。 「悪は正されないかぎり、悪のままである」と。 その通りだ。 青年が勇気をもって叫ばなければ、邪悪の根を断ち切ることはできない。 「陰謀の中でも、忠誠を装うもの、友情の名を騙って企てられる陰謀ほど陰険なものはありません」(谷栄一郎訳「第一演説」、『キケロー選集4』所収、岩波書店) これは大雄弁家として名高いローマの哲人キケロの言葉である。 ● 師を世界に宣揚 一、ロシアの文豪トルストイは言う。 「邪悪な生活を送っている人間が、概して傲慢不遜に流れるという現象が見られる」(原久一郎訳『人生の道』岩波文庫)と。 私欲を貪り、学会を食い物にする人間。 増上慢になって偉ぶり、崇高な師弟を踏みにじる人間。 そうした悪人と断じて戦い、師を護り、同志を護り、学会を護り抜く。その決心で私は生きてきた。 牧口先生から戸田先生へ、戸田先生から私へと、まっすぐに師弟の心の通う学会をつくってきた。 世界に燦たる創価学会を築き上げてきた。 師を世界に宣揚し、師の構想をすべて実現してきた。 この師弟の真実の歴史を、若き諸君は、魂に刻み、断じて忘れてはならない。 ● 「御書」が根本 一、日興上人の時代、五老僧が邪義を構え、弟子たちを攪乱していった。 そのとき、日興上人は明快に断罪された。 「弟子の主張の相違を、判定できることがある。師匠(大聖人)がお亡くなりになっているといっても、その遺された御書がある」(編年体御書1731ページ、通解) 根本は御書である。御書に学び、御書に仰せのままに進めば、迷うことはなにもない。 若き皆さんは、堂々と胸を張って叫んでいくのだ。皆さんが、生き生きと新しい時代を開いてほしいのである。 トルストイは、こうも言っている。 「力のある限り善悪の正しいけじめをつけて生きる所に、真の幸福がある」(小西増太郎訳『生きる道』桃山書林。現代表記に改めた) 正しい人生を生き抜くことが、最高の幸福である。 青年部の諸君は、全員が勝利者になってほしい。立派な指導者になってほしい。 そして、愛する同志の幸福と勝利を、私とともに祈りに祈って、一生を送っていただきたいのである。 ● 永遠に異体同心 一、また、戸田先生は、「学会に派閥を作ったら、その人間は大悪人である」と厳しく言い残された。 破和合僧は、仏法上の重罪である。学会に対しても、これまで、麗しい団結を破ろうとする輩が出た。師弟の心を分断し、同志の絆を引き裂こうとする魔性の姿であった。 仏法者であるならば、師に対しては敬い、仕えるものである。同志は励まし、護るものである。 師弟を根幹にして、皆が異体同心の団結で進みゆく。それこそが、学会の永遠の大原則である。 ● 新しい時代をともに開こう! 一、これまで無理解で偏見のあった人々までもが「さすが学会だ」と讃嘆するような、堂々たる人材城を、ともどもに築きたい。 社会の認識を一変させる、目を見張るような創価の大法城を、わが天地に築いてまいりたい。 これから2、3年が、大きな勝負の山である。私も厳然と指揮を執る。一切を総仕上げしていく。未来の土台をつくる大建設の時である。今、広布の舞台から引っ込んだら損をする。 さあ新しい時代を開くのだ。私とともに、勝ち誇って、素晴らしき人生を飾ろう! 私は、今が一番元気である。同志の皆様のお題目のおかげである。心から感謝申し上げたい(大拍手)。 最後に、皆で万歳三唱をしたい。 創価学会、万歳! 5月3日、万歳! 全員が元気で、勝利して、「5・3」を朗らかに迎えよう! ありがとう。またお会いしましょう!(大拍手) Tweet