投稿者:JACK 投稿日:2016年 9月 3日(土)18時33分4秒   通報
〔木村教授の基本的な考え〕
学術的見地から、安保法制と憲法の関係を語る。
学術的見地から発言をしており、特定政党に与するものではない。
安保法制を考え直すなら、共産党でも安倍政権でもよい。

〔安保の動きは2012年から〕
2012年に安倍政権が発足した。
発足当初から、安保の動きはあった。

〔2013年の動き〕
2013年2月に、安保法制懇活動が始まる。
2013年前半は、憲法9条と憲法6条の改正論議が盛り上がっていた。
世論調査では、改正に対する賛否が拮抗していた。
結果的に、憲法9条と憲法6条は、改正反対が多数を占めた。
2013年8月に、内閣法制局人事があり、山本内閣法制局局長を最高裁に左遷し、小松一郎氏を局長に任命する事件が起きた。

〔2014年の動き〕
2014年5月に、安保法制懇報告書が提出された。
2014年6月に、自民党と公明党が協議し、7月1日に閣議決定を出した。これが安保法制のクライマックスだった。
公明党は7.1閣議決定で、かなり粘り、自民党が単独で進められない状況になった。
しかし、この法案が何を目指したのか、公明党の頑張りで分からなくなった。

〔2015年の動き〕
2015年2月に、自民党の高村議員と、公明党の北側議員が、安保法案とりまとめの協議をした。

〔安保法制提出〕
2015年5月に安保法制が提出された。
提出方法は卑劣なやり方。
内容がまったく異なる11本の法案を2本にまとめて提出した。
法案の中には、自衛隊に危険な任務を負わせるものや、国民の賛同を得られそうなものなどがあった。

〔法案は内容ごとに分けるべきもの〕
法案は、内容が違えば分けるもの。
メンマはメンマ、チャーシューはチャーシューだ。

〔賛成派と反対派が噛み合わない理由〕
法案賛成派は、必要なところをピックアップして、だから法案全体がOKだと言う。
法案を違憲とする側は、法案に危険な箇所があるから、法案全部がダメと言う。
法案全体から、お互いに別々の所を見て議論している。