2016年8月30日 投稿者:無冠 投稿日:2016年 8月30日(火)07時45分19秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2008-1-19 【広布第2幕 第5回 全国青年部幹部会】 ■ 「未来を信ずること。 それは、健全にして気高き青年の信条である。 これこそ、我らの勝利の旗印とすべきなのだ」と。 私の大好きな言葉の一つです。 きょうは、限りなき未来へ、晴れ晴れと「勝利の旗」を掲げゆく、新春の全国青年部幹部会、まことに、おめでとう!(大拍手) 青年が元気で、私はうれしい! 青年がいるところは、未来が開ける。未来に勝てる。 反対に、青年を育てない、子どもを育てない、その国、その団体は、衰亡していく。当然の道理です。 ●勝負はこれから 一、きょうは、中等部、高等部の代表も参加してくれました。 中等部の皆さん! 〈会場から「ハイ」と元気よく返事が〉 よく来られたね。 高等部の皆さん! 〈同じく「ハイ」と元気よく返事が〉 ご苦労さま! 親孝行している人? 〈「ハイ」と勢いよく返事が〉 すごいね、親御さんに電報を打って聞いてみよう(爆笑)。 成績の良い人? 〈「ハイ」と力強く返事が〉 あとで、通信簿を見せてください(爆笑)。 手が挙がらなかった人もいましたが、先は長いよ。戦いは、これからです。 戦いなさい。みんな、力を持っているのだから。 努力して、努力して、何でもいい、何かで一番になるのです。 「優秀だ」と言われるものを残すのです。 お父さんも喜び、お母さんも喜び、社会にあっても、「どうだ!」と胸を張れる、立派に光っていく人になってもらいたいのです。 いつも皆さんの勝利を祈っています。 いつまでも皆さんを見守っていきます。 頑張れ!(大拍手) 〈代表して2人の男女の未来部員を壇上に招き、激励した〉 ● 言葉は力! 一、皆さんは、親孝行の人であってください。 この場で皆さんが、いい返事をしているように、お父さん、お母さんの前でも、「ハイ!」と返事をすること。 それを、きょうはお願いしたい。 ここでは返事ができて、お父さん、お母さんの前では返事をしない。イヤな顔をする。 それは偽善です。親も自分も不幸です。 皆さんの声には、すごい力がある。言葉一つで、人に大きな喜びを贈ることもできるのです。 「お父さん、風邪がはやっているけど、大丈夫?」 「お母さん、きょうは私が、ご飯の支度を手伝うから、安心して」 たとえば、皆さんからこのように言われれば、お父さん、お母さんは、涙が出るほどうれしいし、皆さんだって気持ちがいい。 皆さんにも何かと不満はあるだろうが、お父さん、お母さんも、苦しみながら生きている。 そのなかで、君たちを立派にしたいと頑張っている。その心が分かる皆さんであってください。 ともあれ、言葉が大事です。心を働かせ、智慧を使うのです。 学会の世界も、そのことを忘れてはいけない。 一、SGI(創価学会インタナショナル)は、人間主義の団体です。一切は、人間で決まる。人間によってこそ、平和と文化の創造ができる。 その人間自身を、強く豊かにしていく「希望の源泉」、そして、不幸な人も、大変な人も、大政治家も、大文化人も、だれ人たりとも分け隔てなく照らしゆく「太陽の仏法」──それが、日蓮大聖人の平等大慧の法なのです。 日蓮の「日」の字は、太陽です。 また、「蓮」の字は、蓮華です。 泥沼のなかで清らかな花を咲かせる蓮華のごとく、いかなる環境にあっても、決して負けないで、勝利の花、幸福の花を咲かせていく。その姿を象徴しています。 また蓮華の花(原因)と実(結実)が同時に成長することから、「因果倶時」を表すとも拝せます。原因も結果も、ともに、わが生命の一念に納まっている。そう教えるのが日蓮仏法です。 ● 圧倒的な実力を 一、さらにホセ・マルティ(キューバの大英雄)の言葉を紹介したい。 私は若き日から、戸田先生の指導のもと、一生懸命、読書に取り組んできました。 マルティは述べています。 「太陽は燃焼しながら、皆を同じ光で温める。しかし、恩を和らない者は、太陽の黒点のことしか話題にしない。感謝できる者は(太陽を)ありがたく思う」 恩知らずは太陽に対してさえ、悪口を言おうとする。 ましてや、人間の世界において民衆を照らす太陽の存在は、傲慢な権力者や、卑劣な恩知らずから妬まれる。悪口罵詈される。 これが歴史の常です。ゆえに正義の青年は、嫉妬や忘恩を圧倒する実力を持たねばならない。 私は、青年時代から一人で戦ってきました。いかなる迫害にも師子王の心で戦い、勝ってきました。 だれを頼るのでもない。師である戸田先生のもとで、戦い抜いてきた。 戦後、先生の事業が破綻し、学会の理事長を辞めざるを得なくなった時も、私はただ一人、先生をお護りし抜きました。 “私は先生の弟子です。必ず先生に第2代会長になっていただきます。ですから先生は、悠然としていてください”──そうお誓いした。 そして働いて働いて、膨大な借金を返していったのです。 やがて先生は、会長に就任されました。しかし折伏は、なかなか進まない。 当時、多くの支部は、1カ月で数十世帯の折伏がやっとでした。戸田先生は「大作、いよいよ立ち上がってくれ」と言われて、私を蒲田支部へと派遣されました。 私は支部幹事として指揮を執り、それまでの壁を打ち破って、1カ月で200世帯を超える弘教を成し遂げた。最下位クラスだった文京支部も、第一級の支部へと発展させました。 そして大阪。負けると言われた大阪で、大勝利を収めました。 私が負ければおもしろい──東京にはそう思っている、古参の幹部もいた。しかし大阪は勝ち、東京は負けたのです。 私は、この50年間、すべてにわたって結果を残してきました。仏法の上から、そして創価学会の精神の上から──。 だが、いざとなると、信念を捨て、逃げ去った幹部もいた。敵と戦わず、自分の保身のみを考える輩もいました。 大事なのは青年です。人間は、年を取るとずるくなる場合がある。 だからこそ戸田先生は、青年の私を一番、信用してくださったのです。私もまったく同じ思いです。広布の道に、ついてきてもらいたい! ともあれ、私は50年前の師匠の宣言通り、学会こそ「精神界の王者」であるとの証しを打ち立てました。 きょうは、この正義の宝剣を若き諸君に託したい。頼むよ!〈「ハイ!」と決意の返事が〉 ●強き心で進め 一、結びにドミニカの劇作家フェデリコ・ベルムーデスの言葉を、若き諸君に贈りたい。 「良き魂よ、喜びたまえ! 苦しみは、霧雨のようなものにすぎない」 「嘆きは不毛である。 勝利は戦ってのみ、勝ち取ることができる。ゆえに、雪崩のように迫ってくる逆境や不幸にも、我々は断固たる勇気をもって立ち向かうのだ」 嘆いても、何もならない。不毛な魂であってはなりません。 太陽がパーツと輝き、大地には花が咲き、青々とした野菜が実る。 そういう光景を思わせるような、豊かな、強き心で進んでください。 「仏法と申すは勝負をさきとし」(御書1165ページ)です。 戦うことだ。戦わない者は、永遠に敗北者となる。戦おう! 心から敬愛してやまぬ「教育の太陽の国」ドミニカに永遠無窮の栄光あれと、私たちは心からお祈り申し上げます。 ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変に、ありがとうございました!」)(大拍手) (2008・1・19) ※編集部として、名誉会長の了承のもと、時間の都合で省略された内容を加えて掲載しました。 Tweet