投稿者:一人のSGI 投稿日:2016年 8月21日(日)06時59分26秒   通報
最後に、肝心の「一大秘法」です。

これは三大秘法総在(3つが合一している)の、事の一念三千、人法一箇である、現実に御図顕された御本尊で、
それに帰命(信ー以信代慧)することで、私達は現実に報身如来(智慧)の功徳が得られ、三身の生命が湧現します。

結論として、何故、一大秘法にこだわるかといえば、これこそ現実に顕された無作三身報身如来の法体であり、
私達の生命に内在している仏界を湧現させる縁となる御本尊そのものだからです。

三大秘法だけで留まっていては、まだ理論の域をでません。
ですから、現実に仏界を湧現するには、程遠いと言わざるを得ないでしょう。

大覚世尊仏眼を以つて末法を鑒知し此の逆・ 謗の二罪を対治せしめんが為に一大秘法を留め置きたもう、
所謂法華経本門久成の釈尊・宝浄世界の多宝仏・高さ五百由旬広さ二百五十由旬の大宝塔の中に於て二仏座を
並べしこと宛も日月の如く十方分身の諸仏は高さ五百由旬の宝樹の下に 五由旬の師子の座を並べ敷き衆星の如く
列坐したもう、 四百万億那由佗の大地に三仏二会に充満したもうの儀式は 華厳寂場の華蔵世界にも勝れ
真言両界の千二百余尊にも超えたり 一切世間の眼なり、
   曽谷入道許御書 p1030

但此の一大秘法を持して本処に隠居するの後・仏の滅後正像二千年の間に於て未だ一度も出現せず、
所詮・仏専ら末法の時に限つて此等の大士に付属せし故なり
   同上 p1032

上記の御書の一節にある、「一大秘法」の意味を、学会では「妙法蓮華経の五字」と解説していますが、
私にはどう読んでも、御本尊そのものという意味にしかとれません。

大聖人は

日蓮がたましひをすみにそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ、
   経王殿御返事 p1124

と言われていますが、これも当然、御本尊の事です。

私の考察は以上です

この一大秘法の御本尊と呼ぶ時の御本尊様と、大石寺の大御本尊様の意義や関係については、また後で考察してみたいと思います。

執行部のみなさんともいろいろ教学の事でも質疑応答ができ、みんなで一緒に成長できる組織ならどんなにいいだろうと
いつも思っています。

以上、全くの私の私見ですので、よろしくお願いします。。