2016年8月3日 投稿者:ジョーカー 投稿日:2016年 8月 3日(水)20時20分42秒 通報 真・桃太郎様 組織人間とは、過去の私であり、組織の問題を、「だったらあなたが理想の組織をつくるしかない」と、結論付ける(一方的)ことも、典型的な組織人間の思考です。仏法は一念の世界であり、自分が変われば回りが変わるという哲学ですので、「あなたが変えればいい」は、誰もがわかっていること。ここで問われていることは何か。それは、共感力であり、同苦です。 組織に対して、問題点や不満を言ったところで、何も変わらないのは当然のことです。だからといって、「あなたが変えればいい」で済ませていいわけではなく、言うならばそれは無慈悲です。組織人間は、この無慈悲に気づくことができない。善かれと思って言っていることが、相手を否定していることに気づかない。では、人間主義だとどうなるか。 人間主義であれば、「本当そうだよね。おかしいよね。問題だよね。どうしたらいいか、一緒に考えていこう」となります。「一緒」にがポイントであり、「あなたが変えればいい」という突き放しとは対極にある。ここが肝です。これが人間の世界であり、戸田先生は、学会の事を「人間宗」と名付けたのはこのことです。 ロマン様が言われているように、組織人間は組織人間である自覚がありません。私も、メンバーの意見を一方的に押しつぶしてしまった経験があります。話をしっかり聞くわけでもなく、「ありえないでしょ」と、決まった結論のみをぶつけてしまった。その時は、善かれと思って言っているわけですが、何年か経った時に、その過ちに気づきました。そしてそのことに対して、本人に謝罪しました。 21世紀は「心の時代」です。それは一層、共感・同苦が求められる時代です。そして、組織から離れていいと私は一言も言っていないし、また、そう思ってもいません。広宣流布は個人戦ではなく団体戦ですから、組織は大事です。また、組織人間の思考は、創造性を自己中心と解釈してしまうところにもあります。組織の方針以外は自己中心という、短絡的な思考に陥ってしまうのはマイナスです。 あくまでも創造的人間の生み出す価値とは、美・利・善に合致しているかどうかです。即ち、美は自分が心からやりたいかどうか。利は、創価学会の組織の発展にとって有益がどうか。善は、会員の幸福(広宣流布)に寄与できているかどうか。こういったことが価値判断になります。自己中心では、美・利・善は整わないことは言うまでもないでしょう。 また、組織人間自体が悪いというわけではありません。もう少し厳密に云うと、「不足」というのが正しい表現かもしれません。まじめに組織活動すること+創造性が加われば最強だよねってことです。それにはワンランク上を目指してほしいという、私の願望です。これが21世紀のスタンダードなのだから。 Tweet