投稿者:末端婦人Z 投稿日:2016年 4月 9日(土)17時44分25秒   通報 編集済

一、そこできょうは、まず、「トルコのことわざ」を紹介したい。
その一つに、「人民の投げた石は、はるか遠くまでとどく」とある。
 これは”民衆の抵抗の力はあなどれない”ことを例えたものである。
トルコを長く支配した、あの強大なオスマン帝国も、民衆の抵抗によって衰退を早め、
結局、民衆に支援された「トルコ革命」に倒された。
これは歴史の事実である。また法則である。いかなる権威・権力も、
立ち上がった「民衆の力」にはかなわない。

    百万の偽りも真理の一言に消ゆ
またトルコには、「真理の言葉の前では、奔流でさえ、ひびきを止める。」
という、ことわざもある。
真理の一言は、逆巻くような激流も静かにさせてしまう-たとえ、百万言のウソ、
偽りを撒き散らそうとも、”真実の言葉”にあえば、はかなく消える。
ゆえに賢く「真実]を見抜くことである。勇気をもって「真実」を語ることである。
 さらに-これは十五世紀に遡るトルコのことわざというが-
「有力者は誤りをおかさぬ(といわれる)。しかしひとたび彼らがそれをおかせば、
その結果は重大である。有力者は蠟=ろうのようにやわらかな心をもたねばならない」と。
 かたくなで、人の言うことを聞けない人は、本当の指導者ではない。
そういう人についていってしまうことは、あまりにも怖い結果となるー。
 長い歴史が培った「知恵」の言葉である。現代の私たちにとっても、
大切な示唆を含んでいると思い、幾つか紹介させていただいた(大拍手)