投稿者:陽光メール 投稿日:2016年 3月30日(水)02時44分58秒   通報
殆どの幹部は、それに反対だった。本幹では「男女が別々に座り、男性は白シャツにネクタイ、女性は似通った髪型で、時折、ハイという掛け声。これはファシズムのようでアメリカでは通用しないし、受け入れられない」という意見が多くあった。国が変われば考え方や文化的背景も違う。

池田先生は人生の師。私が是非もっと多くのメンバーに見てもらいたいとの意見を訴えたので、一人のローカル幹部はゾーン長に指導を受けたようだ。答えは「任意」であった。また、その幹部は選挙で決めると言って、インチキ選挙(実際は何もしてない)を行って75%のメンバーは「本幹ビデオは見たくない」という結果をつきつけてきた。で、こちらではそのように決定された。先生の指導を求めないくせに、師弟不二という言葉をよく使う幹部が多くいた。

私の役職は地区部長であったが、他の地区に行って、メンバーに訴える方法を考えた。3地区を回ってそれぞれの了承を得た時点で、幹部7名に2回も呼び出された。「これはお前の仕事ではない」「他の地区に回るのは止めろ」等、半ば恫喝のような言動であった。人間は複数になるといきなり態度や気持ちが大きくなる。言葉も乱暴になり、とても対話とはいえない状態となる。しかし、彼らが一人になると誰も私とは対話する勇気はない。

その問題があって数ケ月後、SGI-USA全体で本幹ビデオを広布勤行会で見せることが決まった。多くのメンバーが先生の指導を直接聞けるようになったのだ。ビデオも改良され、当初は日本語で字幕が英語で翻訳されていたが、今では先生の声は小さめにして翻訳文の英語でナレーターが話し、アメリカ人メンバーに分かり易いようになった。反対していたローカル幹部もSGI-USA本部の方針ならば従わざるを得ない。

幹部達も最初の2,3か月は気まずい思いをしながら見ていた。一般のメンバーは大喜びであった。しかし、人は正しい事をしてもそれが感謝されるとは限らない。人は感情の動物である。「陽光さんの言う通りになったね」と笑って済ませばそれで終わるのだが、そうもできない人がいる。それを根に持つ性分の視野の狭い幹部があまりも多い。彼らの怨嫉の念が私に向かってくる。その後、いろいろな事件が起こり、私は常に幹部達から怨嫉された。彼らの不正や間違いを指摘したため、彼らにとって私は目の上のタンコブだったものと思う。