2014年12月23日 投稿者:ジョーカー 投稿日:2014年12月23日(火)21時43分37秒 ロバート・キーガン米ハーバード大学教授 大人の知性は、3つの段階を踏んで成長していきます 1、「環境順応型知性」:順応主義で、指示待ちの段階です。 チームプレーには向いています。 2、「自己主導型知性」:課題を設定でき、導き方を学び、 自分なりの価値観や視点で方向性を考えられ、自律的に行動できる。 自分の価値観に基づいて自戒し、自分を管理します。 3、「自己変容型知性」:学ぶことによって導くリーダーで、問題発見を志向し、 あらゆるシステムや秩序というものが断片的、あるいは不完全なものであると 深く理解しています。1つの価値観だけでなく、 複数の視点や矛盾を受け入れられる段階です。 ::: 組織が変わらない原因として「知性」の欠如をあげられています どこの組織も一番多いのが「環境順応型知性」 組織としては都合がよく、決められたことには忠実に従うが、 それ以上のものを生み出せない 所謂「思考停止」を意味する これが成長すると、「自己主導型知性」になり、自分の頭で考えられるようになる そしてさらに成長すると、「自己変容型知性」になり、この段階になると、 あらゆる価値観を受け入れ、そこから問題点を見出し、改善できるようになる。 3段階目の「自己変容型知性」の人間を増やさないと 、組織を変革することはできない そしてここに行き着く人は稀である 学会も幹部が「環境順応型知性」だと、改革の邪魔をする存在となる 上が決めた方針には従うが、下からの意見には耳を貸さない 組織に意見をする人や、問題点を指摘する人は、 3段階目の「自己変容型知性」に属する こういう人を異端、問題児扱いしているようでは、改革どころではない 知性の段階が違う人間とは、話が噛み合わず、分かり合うことは難しい これらの知性の基準に照らし合わせて、一人ひとりを見ていくと、 なにかヒントを得られるかもしれません Tweet